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グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングは7月4日のアメリカ独立記念日にベルギーで行った公演で「ファック・ドナルド・トランプ」のチャントを煽動している。
グリーン・デイはロック・ウェルフテルでヘッドライナーを務めており、“American Idiot”でライヴは幕を開け、これまでと同様に歌詞をドナルド・トランプ大統領に向けて「I’m not a part of the MAGA agenda」と変えている。
続く“Holiday”でビリー・ジョー・アームストロングは途中のブレイクで「ファック・ドナルド・トランプ」のチャントを巻き起こしている。
観客が撮影したその時の模様はこちらから。
Green Day lead singer Billie Joe Armstrong led the crowd in a “Fuck Donald Trump” chant at their show last night pic.twitter.com/f4c6FSK3k5
— Marco Foster (@MarcoFoster_) July 6, 2025
ライヴの後半、ビリー・ジョー・アームストロングは“Wake Me Up When September Ends”の前にアメリカ国歌である“The Star-Spangled Banner”の一節、「By the dawn’s early light, what so proudly we hailed, at the twilight’s last gleaming?」とも歌っている。
By the dawn's early light, What so proudly we hailed, At the twilight's last gleaming? 🎶
Billie Joe teases a bit of The Star-Spangled Banner on stage at Rock Werchter this 4th of July 🇺🇸
🎥 thanks a lot to che3kyfuk #greenday #4thofjuly pic.twitter.com/btVNNni5h4
— Green Day Italy (@GreenDayItaly_) July 5, 2025
ドナルド・トランプ大統領は7月4日に「大きく美しい1つの法案」と名付けられた法案に署名している。この法案は「アメリカの中間層、労働者階級にとって史上最大の減税策であり、南部の国境対策も盛り込まれるなど、ほぼすべての分野をカバーしている」と謳われている。
しかし、「大きく美しい1つの法案」には困窮する家庭が食料を入手するのを支援する「補助的栄養支援プログラム」の予算を削減して、低所得者、高齢者、障害者の医療費をカヴァーするメディケイドも縮小する変更が盛り込まれている。BBCによれば、こうした変更のために「今後10年間でほぼ1200万人が保険適用を失う結果となる」という。
グリーン・デイはダウンロード・フェスティバルでもドナルド・トランプ大統領とイーロン・マスクのことを批判している。
ビリー・ジョー・アームストロングは“Holiday”の演奏中にドナルド・トランプ大統領に対する批判を繰り出しており、『ケラング!』誌によれば、ドナルド・トランプ大統領のことを「fat bastard(デブのろくでなし)」と呼ぶチャントを観客に要求して、次のように述べている。「ドナルド・トランプが政権についたことで、ファシズムに陥ろうとしている。反撃するかどうかは俺たち次第だ」
また、ビリー・ジョー・アームストロングはドナルド・トランプ大統領と激しい応酬を繰り広げたイーロン・マスクについても批判しており、これまでと同じく“American Idiot”の歌詞を「I’m not a part of the Elon agenda(イーロン・マスクのアジェンダには乗っからない)」に変更している。
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