
Photo: PRESS
ブライアン・イーノはジェネラティヴ・ドキュメンタリー映画『Eno』に寄せられた著名人のコメントが公開されている。
ギャリー・ハストウィット監督による本作『Eno』は、ブライアン・イーノへの長時間のインタビュー、そして500時間を超える貴重なアーカイブ映像を組み合わせ、アーティストのブレンダン・ドーズと共同開発した自動生成システム「Brain One(ブライアン・イーノのアナグラム)」を導入して、観るたびに構成や内容が変化する全く新しい体験を実現した作品となっている。
公開されたコメントは以下の通り。
ピーター・バラカン
ブライアン・イーノは厳密に言えばミュージシャンとは違う存在ですが、50年以上にわたってアーティストの感性で音楽の世界にとてつもなく大きな貢献をしてきました。デイヴィッド・ボウイやトーキング・ヘッズからアンビエント・ミュージック、ヴィデオ・インスタレイションなど、やることの幅も広く、普通にドキュメンタリーでまとめるのは至難の業のはずです。だからこそまだ誰も作ったことがない「ジェネラテイヴ」な方法、つまり膨大な素材の中から上映されるたびにAIシステムがその時だけの内容を組み立てるやり方がドキュメンタリー嫌いの本人に受け入れられたようです。
ファンは当然何回か見たくなるものです。でも、音楽に詳しくない人でも、極端なことを言えばブライアン・イーノのことをあまり知らない人でも、音楽やアートに関心があればぜひ見て欲しい、本当に興味の尽きない作品です。
agraph/牛尾憲輔
膨大な可能性がもたらす、
あなたの/わたしの/すべてのための、無限の播種。
すべての考える人へ。
YOSHIROTTEN
衝動と想像力があれば
いつまでもクリエイションは止まらない
ENOからのメッセージを受け取った
また新しいティーザー映像も公開されている。
ジェネラティヴ・ドキュメンタリー映画『Eno』は一般上映が7月に東京・名古屋・大阪にて開催される。各劇場では「オブリーク・ストラテジーズ」が販売されることも決定している。「オブリーク・ストラテジーズ」は1970年代中期にブライアン・イーノとピーター・シュミットが考案したもので、100枚以上の白いカードにそれぞれ文章やフレーズが書き込まれており、創作活動中に壁にぶち当たったとき、よく切ったカードの束から1枚を引くことで古い思考から離れたアイデアや着想を得られるアイテムとなっている。
トレイラー映像はこちらから。
本作についてギャリー・ハストウィット監督は次のように語っている。「ブライアン・イーノのキャリアの多くは、プロデューサーとしての役割だけでなく、『オブリーク・ストラテジーズ』や音楽アプリ『Bloom』のようなプロジェクトでのコラボレーションを通して、彼自身や他の人々の創造性を可能にすることでした。私は、映画『Eno』をクリエイティヴィティを題材にしたアート映画だと考えていて、ブライアンの50年にわたるキャリアがその素材です。ブライアンの音楽とアートへのアプローチと同じくらい革新的な映画体験を創り出すこと、それがこの作品を制作した目的です」
劇場・上映スケジュール・チケット情報は以下の通り。
東京
日程:2025年7月11日(金)~ 7月17日(木)
会場:109シネマズプレミアム新宿 シアター7
上映時刻:
平日 1回目:18:00~/2回目:20:30~
土日 1回目:15:30~/2回目:18:00~
チケット料金:CLASS A 4,500円、CLASS S 6,500円
名古屋
日程:2025年7月12日(土)、7月13日(日) ※土日限定上映
会場:109シネマズ名古屋 シアター4
上映時刻:
1回目:15:30~/2回目:18:00~
チケット料金:一般 3,000円、エグゼクティブ:4,000円
大阪
日程:2025年7月12日(土)、7月13日(日) ※土日限定上映
会場:109シネマズ大阪エキスポシティ シアター5
上映時刻:
1回目:15:30~/2回目:18:00~
チケット料金:一般 3,000円、エグゼクティブ:4,000円
更なるチケットの詳細は以下のサイトで御確認ください。
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