Photo: Eva Pentel

ビッフィ・クライロはグラストンベリー・フェスティバルへの出演に先立って通算10作目となるニュー・アルバム『Futique』をリリースすることを発表している。

アルバムからは先日、アナログ盤の全英シングル・チャートで首位を獲得したリード・シングル“A Little Love”が公開されている。

アルバム『Futique』は9月26日にリリースされる。

「『Futique』は記憶との関係、時を超えて大切にされているものについてテーマにしている」とサイモン・ニールは説明している。「時を超えて存在する概念、物体、関係について掘り下げているんだ。私たちは何かをする時にそれが最後かどうかを自覚していない。でも、そこには美しさと悲しさがある。あなたにとっての『Futique』とは何だろうか?」

アルバムのアイディアはデジタル時代において記憶の認識が変化したことから着想を得たという。若き日の思い出を懐かしむ一方で、現在では当たり前だと感じているものが、将来は懐かしむことになるかもしれない。

また、サイモン・ニールはメンバーのジェームズ・ジョンストンとベン・ジョンストンとの歩みを振り返ったことにも影響を受けたと述べている。10代の頃にガレージでニルヴァーナをカヴァーするところから始まったそのキャリアはレディング&リーズ・フェスティバルやダウンロード・フェスティバルでヘッドライナーを務めるまでになった。

バンドがこのアルバムを通じて伝えたいメッセージには感謝の気持ちもあるということで、人生の忙しさにとらわれすぎず、今持っているものを大切にすることの尊さをテーマにしているという。

48時間限定でファースト・プレスのアナログ盤の予約も受け付けられており、リサイクルのブラック・ヴァイナルとなり、手押しのスタンプと手書きの番号が施された白いディスコバッグで梱包される。

アルバム『Futique』はビッフィ・クライロにとって2020年発表の『ア・セレブレーション・オブ・エンディングス』と2021年発表の『ザ・ミス・オブ・ザ・ハッピリー・エヴァー・アフター』の姉妹作以来のアルバムとなっている。

フロントマンのサイモン・ニールは元オーシャンサイズのマイク・ヴェナートと共に2023年はサイド・プロジェクトであるエンパイア・ステイト・バスタードに取り組んでおり、元スレイヤーのデイヴ・ロンバード、ベーシストのナオミ・マクロードと共にアルバム『リヴァース・オブ・ヘレシー』を同年9月にリリースしていた。2024年はビッフィ・クライロの初期3作品である『ブラッケンド・スカイ』、『ザ・ヴァーティゴ・オブ・ブリス』、『インフィニティ・ランド』が再発されている。

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