Photo: Tom Jackson

パルプは約24年ぶりとなるニュー・アルバムより新曲“Got to Have Love”がミュージック・ビデオと共に公開されている。

2001年発表の『ウィ・ラヴ・ライフ』以来となる通算8作目の新作『モア』は6月6日にラフ・トレード・レコーズよりリリースされる。

“Got to Have Love”のミュージック・ビデオはこちらから。

ジャーヴィス・コッカーは“Got to Have Love”について次のように語っている。「『愛してる』なんて言葉、40歳近くになるまで言えなかったんだよ。ラブソングはずっと聴いてたけど、現実の生活で「愛」なんて言葉は使えなかった。この曲の歌詞はそんな自分に向けて言い聞かせてるんだ。ちゃんと説教してやったよ。今では真顔で『愛してる』って言えるようになった。『愛がなきゃダメなんだ』。本当にそうなんだよ」

ジャーヴィス・コッカー自らが監督したミュージック・ビデオでは1977年の伝説的なドキュメンタリー『ウィガン・カジノ』の映像が使用されている。「僕はダンスが大好きで、これが今まで見た中で一番すごいダンス映像だと思う。最初に観たのはマーク・レッキーの映像作品『フィオルッチ・メイド・ミー・ハードコア』の中だった」

パルプの新作『モア』についてはリスニング・パーティーが東京と大阪で開催されることが決定している。

リスニング・パーティーはアルバム発売日前日の6月5日に東京はTOWER VINYL SHIBUYAで、大阪はTOWER VINYL UMEDAで開催されるとのことで、非売品グッズ・セットが先着で来場者限定特典としてプレゼントされるという。

約24年ぶりとなる待望のニュー・アルバム『モア』についてジャーヴィス・コッカーは以下の長文のメッセージを寄せている。

「これは、2001年の『ウィ・ラヴ・ライフ』以来となるパルプのアルバム。そう、24年ぶりの新作だ。

その経緯とは? 実は2023年にツアーを再開したとき、サウンドチェックの合間に”The Hymn of the North”という新曲を練習していた。そして、シェフィールド・アリーナでの2日目の公演の最後に、それを披露した。それが新しい扉を開くきっかけになった。その後、2024年前半にかけて、アルバムに収録される楽曲が次々と生まれた。中には、前世紀から温めていたアイデアを復活させた曲もある。1曲は、リチャード・ホーリーが作曲した。もう1曲は、ジェイソン・バックルが作曲した。イーノ家(ブライアン・イーノ他)がバックコーラスを担当している曲もある。リチャード・ジョーンズがストリングス・アレンジを手がけ、それをエリジアン・コレクティヴが演奏した。

レコーディングは、2024年11月18日からロンドンのウォルサムストウで3週間で行われた。パルプ史上、最短期間で完成したアルバムだ。この作品は生まれるべくして生まれたということなのだろう。

以上が事実だ。このアルバムを楽しんでいただけたら嬉しく思う。この作品は、イングランド北部出身の4人の人間が作り上げ、イギリス各地の5人の仲間たちの協力を得て完成した。
AIは一切使用していない。

このアルバムを、スティーヴ・マッキーに捧げる。

これが俺たちにできる最高の作品だ。
聴いてくれてありがとう、ジャーヴィス」

リリースの詳細は以下の通り。

label: Beat Records / Rough Trade Records
artist: Pulp
title: More
release date: 2025.06.06.
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=14909
01. Spike Island
02. Tina
03. Grown Ups
04. Slow Jam
05. Farmers Market
06. My Sex
07. Got To Have Love
08. Background Noise
09. Partial Eclipse
10. The Hymn of the North
11. A Sunset
12. Open Strings (Bonus Track for Japan)

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