
Photo: GETTY
ジューダス・プリーストで70年代後半にドラマーを務めたレス・ビンクスが亡くなった。享年73歳だった。
オンラインの報道によれば、レス・ビンクスは先月亡くなったが、訃報はここに来て発表されている。ジューダス・プリーストもインスタグラムで正式に訃報を発表している。
「レス・ビンクスが亡くなったことを深く悲しんでおり、家族、友人、ファンにはお悔やみを申し上げます」とジューダス・プリーストは述べている。「彼がもたらしてくれた称賛を集めたドラムは一級品で、ユニークなテクニック、直感、スタイル、正確さを誇るものでした。ありがとう、レス。あなたへの称賛は生き続けるでしょう」
訃報を受けて、元メガデスのデイヴィッド・エレフソンも追悼の意を表しており、レス・ビンクスと共演できたことについて「夢が叶った」と述べている。
「大きな悲しみと共に愛されたレス・ビンクスが亡くなったことを知りました。2019年にK・K・ダウニングによる『スティール・ミル』公演で、K・K・ダウニングやティム・”リッパー”・オーウェンズと共に彼と会って共演できたことはものすごく光栄なことでした」
「レス・ビンクスとの共演は夢が叶ったと言えるものでした。彼のパワフルで画期的なドラムはスピード・メタルの基礎を形成するのに貢献し、“Exciter”のような曲や他の曲での象徴的なパフォーマンスはその後の世代に向けたスタンダードを作ることになりました。ファン、友人、家族に深いお悔やみを申し上げます。彼は惜しまれることになるでしょう」
1951年に北アイルランドのポータダウンで生まれたレス・ビンクスは1977年にジューダス・プリーストに加入している。
レス・ビンクスは『ステンド・クラス』と『殺人機械』という2枚のアルバムに参加しており、ハード・ロックからヘヴィ・メタルの象徴的なスタイルへとサウンドを磨き上げることに貢献している。そうした影響は“Exciter”や“Hell Bent For Leather”といったスピード感のある楽曲や名曲“Beyond The Realms Of Death”などで確認できる。
ライヴ・アルバム『イン・ジ・イースト』がリリースされた後の1979年にレス・ビンクスはジューダス・プリーストを脱退したが、2022年11月には共演を果たしており、ロックの殿堂入りも果たしている。
レス・ビンクスはエリック・バードン&ウォーやファンシーというグループでも活動しており、ディープ・パープルのベーシストであるロジャー・グローヴァーのプロジェクト『ザ・バタフライ・ボール・アンド・ザ・グラスホッパーズ・フィースト』にも参加している。
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