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ケイティ・ペリーはジェフ・ベゾスが運営する女性だけで宇宙に行くミッションに成功して、地球に帰還した映像が公開されている。

女性だけで宇宙に行くミッションを今春に行う計画はジェフ・ベゾスが設立した航空宇宙企業のブルー・オリジンによって実施されている。

ミッションにはケイティ・ペリーのほか、テレビ司会者のゲイル・キング、ジェフ・ベゾスの婚約者であるローレン・サンチェス、元NASAのロケット科学者であるアイシャ・ボウ、人権活動家のアマンダ・グエン、映画プロデューサーのケリアン・フリンも参加している。

打ち上げは日本時間4月14日21時30分に行われており、ブルー・オリジンにとって11回目の有人宇宙飛行となっている。飛行時間は約11分だった。

6名の参加者は地球上空100kmに到達しており、国際的に認められた宇宙空間の境界を越え、無重力状態を体験している。

ケイティ・ペリーは地球に帰還して、宇宙飛行の感想について語っており、他の参加者はケイティ・ペリーがルイ・アームストロングの“What A Wonderful World”を歌ったことを明かしている。

「ずっと歌ってくれない?とお願いしていたんだけど、彼女が歌ってくれることはなかった」とゲイル・キングは着陸後に語っている。「みんなで『“Roar”を歌って』、『“Firework”を歌って』なんて言っていたんだけど、『私はやらない』と言っていた。彼女は世界について話したがっていた」

ケイティ・ペリーは搭乗カプセルから出てくる映像も公開されており、娘のデイジーの代わりであるヒナギクを空に掲げ、大地にキスをしている。

オンラインにアップされている映像はこちらから。

ケイティ・ペリーは着陸後のインタヴューで今回の体験で「愛との繋がりをものすごく感じた」として「母親になったことに次ぐ」出来事だったと語っている。

「この体験で自分の中にどれだけの愛があるのか知らなかったことが分かった。自分がどれだけの愛を与えなきゃいけないか、自分がどれだけ愛されているか、それを打ち上げの日まで分かったいなかった」とケイティ・ペリーは語り、ヒナギクを持っていった理由についても触れている。

「ヒナギクはありふれた花で、どんな状況でも育つ。セメントでも、ひび割れでも、壁からでもね。不屈の力があって、パワフルで、強い。どこでも大丈夫なのよ」とケイティ・ペリーは語っている。「私にとって花というのは神の笑顔であり、美しい地球を思い出させてくれるものでもある。私たちの周りのいろんなところにある美しい魔法をね」

飛行中に“What A Wonderful World”を歌った理由についてケイティ・ペリーは次のように説明している。「前にカヴァーしたことはあったんだけど、きっと高次の自分に導かれていたんだと思う。というのも、まさか宇宙でこの曲を歌うことになるとは思ってもみなかったから」

「自分が歌おうとか、自分の曲を歌おうとは思っていなかった。集合的なエネルギーなんじゃないかな。私たち全員、未来の女性のためよね。私たちが目にしているこの素晴らしい世界に感謝したかった」

女性だけで宇宙に行くミッションは1963年に単独飛行で世界初の女性宇宙飛行士となったワレンチナ・テレシコワのミッション以来となっている。

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