
Photo: GETTY
ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるロニー・ウッドはテクノロジーによって音楽の「本質」が薄れてきているように感じると私見を語っている。
ロニー・ウッドはバディ・ホリーの生涯を称えた新刊『バディ・ホリー:ワーズ・オブ・ラヴ』の発売記念イベントで近年の音楽シーンについての所感を語っている。「俺たちの場合はとりあえず何かを試しにやってみて、そこから残るものがあるという感じだったんだ」
ロニー・ウッドは次のように続けている。「テクノロジーについて個人的に思っているところもあるけど、生命としての鼓動の本質は薄れてきている気はする。おそらく歳を取ったからだろうけど、新しい音楽にあまり感じないんだよ」
ロニー・ウッドは近年の音楽シーンについて懸念を表明しつつも、「再び民主的なものになってきた」とも述べている。
「ロック・ミュージックはメイン・ストリームの聴き手に合わせようとギターの音を小さくするように変えられてしまったところがあって、すごく複雑に入り組んでしまったと思うんだよね。現代の音楽は奇妙な立ち位置にあると思うんだけど、楽しみなのは再び民主的なものになってきたことだよね」
「これまでは私たちの前に何を見せるのか、メジャー・レーベルがコントロールできたわけだけど、TikTokやインスタグラムといったアプリによって人々が再び直接、本物かどうかを伝えることができた。伝えたい物語があれば、それを世界に伝えることができる。7段階のステップを踏む必要なんてないんだ」
先日、ザ・ローリング・ストーンズは2025年に予定されていたUK&ヨーロッパ・ツアーの計画がなくなることになったと報じられている。
『ザ・タイムズ』紙をはじめとした様々なメディアの報道によれば、ザ・ローリング・ストーンズは今年行う予定だったツアーを止めることにしたという。これはトッテナム・ホットスパー・スタジアム公演が難しくなったことを受けてのものだと報じられている。
報道によれば、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ロニー・ウッドは2025年に別日程で公演を行う複数の選択肢を提示されたが、適切な会場や移動手段、あらかじめ決まっていた活動が絡み合って却下されることになったという。
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