Photo: GETTY

ガンズ・アンド・ローゼズのマネージャーであるアラン・ニーヴンはスラッシュとイジー・ストラドリンがかつて空港での摘発を避けるために持っていたドラッグを使い果たしたことがあったと語っている。

アラン・ニーヴンは『クラシック・ロック』誌のインタヴューでこの出来事は来日公演に向けて出発しようとしていたロサンゼルス国際空港で起きたと振り返っている。

アラン・ニーヴンはフロントマンのアクセル・ローズを待っていた時にイジー・ストラドリンがアクセル・ローズは何処だと尋ねてきたと説明している。

アラン・ニーヴンが答えると、イジー・ストラドリンは小さなラジカセを出して「まあいいや。俺は準備ができている。とっておきのものもあるしね」と語っていたとのことで、アラン・ニーヴンは「とっておきのもの」がお気に入りの曲であればと思ったが、それはホイルに包んだドラッグのことで、ラジカセの中に隠すことで飛行機に持ち込めるとイジー・ストラドリンは考えていたと振り返っている。

しかし、アラン・ニーヴンは止めるように懇願して、イジー・ストラドリンに「警察犬もいるし、察知する機械も持っている。持ち込めず、逮捕されることになる。今すぐ流してきてくれ。そうすれば、うまくいくよ」と説得すると、イジー・ストラドリンは「いいヘロインが無駄になってしまう」と答えたという。

スラッシュもその場に現れて、ドラッグを持っているかを尋ねたところ、イジー・ストラドリンに言った忠告に従って彼もトイレに行くことになったとアラン・ニーヴンは説明している。

しかし、イジー・ストラドリンがトイレから戻ってきた時には「しばらく立っていたものの、少しよろけて、膝から崩れた」ということで、持っていたものを消費してきたのは明らかだったという。

「スラッシュはボーイング747号機の自分の席になんとか辿り着いたが、ギリギリでした。もったいないの精神を実践したのです」とアラン・ニーヴンは語っている。

スラッシュとイジー・ストラドリンは日本に到着したが、アラン・ニーヴンは「翌日のアクセルと2人きりのフライトに予定を変更しなければならなかった」という。

スラッシュは2006年以降、ドラッグを断っていることを公言している。

先日、ガンズ・アンド・ローゼズは長年ドラマーを務めてきたフランク・フェラーに代わってエイウォルネイションのアイザック・カーペンターがツアーに参加することが発表されている。

ガンズ・アンド・ローゼズはブラック・サバスの最後のライヴにも出演することが先日発表されている。ブラック・サバスは地元バーミンガムのヴィラ・パークで7月5日にラスト・コンサートを行うことが決定している。

広告 ザ・ビートルズのドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで独占配信!

Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ