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マイケル・ブーブレはドナルド・トランプ政権の政策を受けて母国カナダを擁護して、カナダは「売り物じゃない」と語っている。
マイケル・ブーブレは3月30日に開催されたカナダ最大の音楽賞「ジュノー・アウォーズ」の授賞式でプレゼンターを務め、母国カナダについて語っている。
「私は母国を離れたことのない地元の人間です」とマイケル・ブーブレは語っている。「この場に立って、ソールド・アウトとなったアリーナでテレビでも何百万人もの人が見守るなか、同じ国のアーティストを見ていると、カナダ人であることが誇りに思えます。そして、相手が汚い手で出てきても気高くあることを誇りに思います」
マイケル・ブーブレは次のように続けている。「ひいては私はこの国を愛しています。愛するものがある時、人は駆けつけるはずです。私たちもそうしていきましょう。だって、私たちは手強く、恐れを知らず、違いを認めるだけでなく、受け入れることができるからです。私たちは強くなれるだけでなく、注目を集める存在にもなれるでしょう」
「私たちは北部であり、太平洋であり、大西洋であり、五大湖であり、ロッキー山脈であり、広大な土地を有しています。みなさん、私たちは唯一無二です。私たちは美しい存在です。地球上、最高の国家です。そして、私たちは売り物じゃないのです」
アメリカのドナルド・トランプ政権は1月の発足以降、カナダからの輸出品に対して様々な関税措置を取っており、貿易戦争の懸念が生まれている。ドナルド・トランプ大統領はカナダを併合してアメリカの新しい州にすることも可能だと語っている。
こうした政策にはマーク・カーニー新首相をはじめ、政界からもエンタテインメント界からも大きな批判が寄せられることとなっている。
コメディアンのマイク・マイヤーズもカナダをアメリカに併合するという考えに反旗を翻して、『サタデー・ナイト・ライヴ』に「カナダは売り物じゃない」と描かれたTシャツを着て出演している。
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