
Photo: GETTY
ザ・フーのロジャー・ダルトリーは医師から「失明する」と言われた体験についてライヴの観客に語っている。
ザ・フーは現地時間3月27日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでティーンエイジ・キャンサー・トラストのライヴを行っており、その場でロジャー・ダルトリーは自身の容態について語っている。
「この仕事の問題というと、難聴になってしまうことだけれど、最近は失明すると言われているんだ」とロジャー・ダルトリーは語っている。
ロジャー・ダルトリーはロック・オペラ『トミー』の主人公を踏まえながら、次のように続けている。「有り難いことに声はまだまだ大丈夫だけどね。声まで失ったら、まさにトミーの三重苦になってしまうね」
ザ・フーはティーンエイジ・キャンサー・トラストのために3月27日と3月30日にロイヤル・アルバート・ホールで公演を行っている。2000年にロジャー・ダルトリーはティーンエイジ・キャンサー・トラストを立ち上げているが、キュレイターの座を降りることを昨年発表しており、来年はザ・キュアーのロバート・スミスがキュレイターを務めることが決定している。
ロジャー・ダルトリーは先月81歳の誕生日を迎えており、昨年、自身の年齢について「現実的にならなければならない」として「引退に向かっている」と語っている。
「平均寿命が83歳だから、運が良ければそれぐらいまではできるだろうけど、盛り上げていくためには別の人が必要なんだ」とロジャー・ダルトリーはティーンエイジ・キャンサー・トラストのキュレイターを降りた理由について語っている。
「ティーンエイジ・キャンサー・トラストを離れるわけじゃない。30年以上前に創始者のエイドリアン&マーナ・ホワイトソン夫妻に初めて会って以来、パトロンを続けているし、それは続いていく。でも、今後は裏方として政府なんかと話をしていくんだ」
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