
Photo: Joseph Cultice
スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンは『メロンコリーそして終りのない悲しみ』の30周年を記念して、ソロ・プロジェクトによる北米ツアーを行うことを発表している。
「ア・リターン・トゥ・ゼロ」と題されたツアーはビリー・コーガン&ザ・マシーンズ・オブ・ゴッド名義で行われるもので、『メロンコリーそして終りのない悲しみ』の30周年と『マシーナ』二部作の25周年を記念して行われる。
ツアーにはビリー・コーガンのほか、スマッシング・パンプキンズのギタリストであるキキ・ウォン、ドラマーのジェイク・ヘイデン、ベーシストのキッド・タイガーことジェンナ・フォーニエが参加するとのことで、6月7日のバルティモア公演を皮切りに6月29日のミネアポリス公演まで行われる。
ツアー日程は以下の通り。
JUNE
7 – Baltimore, MD // Baltimore Soundstage
9 – Boston, MA // Paradise Rock Club
11 – Muskoka, ON // Kee to Bala
12 – Toronto, ON // HISTORY
13 – Montreal QC // Beanfield Theatre
15 – New York, NY // Irving Plaza
16 – Philadelphia, PA // Theatre of Living Arts
17 – Allentown, PA // Archer Music Hall
19 – Detroit, MI // St. Andrew’s Hall
20 – Joliet, IL // Taste of Joliet*
21 – Grand Rapids, MI // Intersection
23 – Pittsburgh, PA // Roxian Theatre
25 – Cleveland, OH // House of Blues Cleveland
26 – Cincinnati, OH // Bogart’s
27 – Milwaukee, WI // Summerfest*
29 – Minneapolis, MN // Varsity Theater
ビリー・コーガン&ザ・マシーンズ・オブ・ゴッドが新曲をリリースするかどうかは明らかになっていない。ビリー・コーガンはこれまでに2005年発表の『ザ・フューチャー・エンブレイス』、2017年発表の『オジララ』、2019年発表の『コティリオンズ』という3枚のソロ・アルバムをリリースしており、ズワンでは2003年に『メアリー・スター・オブ・ザ・シー』をリリースしている。
ツアーと共にスマッシング・パンプキンズは2000年発表の『マシーナ』二部作のリイシューについても発表している。
ボックスセットには80曲が収録されるとのことで、48トラックの『マシーナ』の楽曲に加えて、32トラックのデモ音源、アウトテイク、ライヴ音源が収録され、二つの作品が一つの作品としてリリースされるのは初めてとなる。加えて16曲を収録した『マシーナ/ザ・マシーンズ・オブ・ゴッド』がアナログ盤で8月22日にリリースされることも決定している。
先日、スマッシング・パンプキンズは地元シカゴで『メロンコリーそして終りのない悲しみ』の30周年を記念したオーケストラとの公演を行うことも発表されている。
スマッシング・パンプキンズは「ア・ナイト・オブ・メロン・コリー&インフィニット・サッドネス」と題して11月にシカゴのリリック・オペラで7公演を行うことが決定している。この公演では名高いハウス・オーケストラと合唱隊がバンドに加わる形となり、「完全に新しい音と映像の体験」が展開されるという。
先月、ビリー・コーガンは『NME』に対して『メロンコリーそして終りのない悲しみ』が30周年を迎えることについて次のように語っている。「親会社のレーベルと協力して、何らかのスペシャル・エディションを出せないか取り組んでいるところなんだ。ソロでもツアーをやることを発表しようとしていて、一環としてアルバムを称えるものにしようと思っている。他にもあるんだけど、まだ言えないんだよね」
「不思議な感じだよ、30年も経ったなんて信じられなくてさ。楽しみだけれど、同時に『この30年で一体何があっただろう?』と思うところもあるんだ」
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