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過去にスワンズのフロントマンであるマイケル・ジラとコラボレーションを行ったラーキン・グリムが、マイケル・ジラからレイプを受けたと告白した件について26日、フェイスブックにコメントを投稿している。

マイケル・ジラは、コラボレーションを行ったラーキン・グリムをレイプしたとされている件に対し「中傷目的の嘘だ」と応じていた。

シンガーソングライターのラーキン・グリムは、2008年、彼女が自身のアルバム『パルパー』の制作が終盤にさしかかっていた頃、マイケル・ジラにレイプされたとしている。同アルバムはマイケル・ジラの所有するヤング・ゴッド・レコーズからリリースされた。ラーキン・グリムは、自分がレイプの件を持ち出した後、彼が自分をレーベルから解雇したと主張している。今回の投稿で、ラーキン・グリムはレイプ問題にまつわる困難やステレオタイプについて述べている。

ラーキン・グリムは以下のコメントを投稿し、次のように始めている。「聞く耳を持たない輩に対して自分を弁護したりしないわ。でも、蔓延するレイプ問題を変えるためにどうすればいいかいくらでもアイデアを議論したい」

全文は以下の通り。

「聞く耳を持たない輩に対して自分を弁護したりしないわ。でも、蔓延するレイプ問題を変えるためにどうすればいいかいくらでもアイデアを議論したい。自分の子供たちに同意するってことについて教えることから始めましょう。子供たちにセックスの責任を理解させるには、ただ禁欲を説く教育よりずっと効果的だと思うの。セックスは素晴らしく楽しくもあるけど、残酷で人生を破壊し、心を引き裂くこともある。13歳で教えるのよ。そして結果を見てみましょう」

「昨日は、心優しくて困惑した男性たちから『僕はこういうのを1回やったことがあって心苦しく思っている。僕はレイプ犯ってこと?』なんていうメッセージを本当にたくさんもらった。これらのメッセージは、沈黙を破って、レイプされた恐ろしい体験談を語ってくれた女性たちのメッセージと同じくらい私の心を痛めつけたわ」

『ザ・ガーディアン』紙によると、マイケル・ジラは彼の妻であるジェニファーの声明を新たに投稿し、レイプの告発は事実ではないと証明できるとしている。ラーキン・グリムはフェイスブックで綴った長文から「精神的にバランスを欠いた状態だ」というのがその主張となっている。

ラーキン・グリムの26日のフェイスブック更新は25日の以下の長文に続く投稿だった。「レイプというのは負荷のかかる言葉です。男性は誰だってレイプ犯にはなりたくない。この言葉は臆病さと暴力の両方を表している。この言葉は男性が持っていたいと願う性的な力や魅力を削いでしまうと思う。同じように、女性は誰だってレイプの犠牲者にはなりたくない。私は私の力、知性、才能で自分を知ってもらいたい。犠牲者としてではなくね」

さらに彼女はこう続けている。「マイケル・ジラとの私のストーリーは絶対的な悲劇で、私は長すぎるほどの間、これを秘密にしてきました。マイケル・ジラと私は美しく、実り多いコラボで私のアルバム『パルパー』を作りました。彼は私のレコード会社の社長でプロデューサー。彼は私の愛する、信頼する指導者で、本当に霊的指南者だった……。誰よりも彼を愛していたけど、性的関係を持ちたいとは思わなかったし、そのことは何度も彼にはっきりと伝えていたわ」

ラーキン・グリムは、アルバムの制作を終えてマイケル・ジラの友人宅に2人で滞在した時に性的暴行を受けたと主張している。「翌日、マイケルは自分がやったことを奥さんに絶対に言わないでほしいと訴えてきたわ」。さらにラーキン・グリムは、彼女がレイプの件を持ち出した後、マイケル・ジラが自分をレーベルから解雇したとも主張している。

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