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鉄道会社の「ライナー」はオアシスの再結成公演におけるウェンブリー・スタジアム公演初日に向けて“She’s Electric”という特別列車を運行することを発表している。
エディンバラ・ウェイヴァリー駅からロンドンのキングズ・クロス駅までを繋ぐイースト・コースト本線を運行している「ライナー」は7月25日の公演に向けてエディンバラからロンドンへと向かう「いくつかのサプライズも車内に用意される」特別列車を運行することを発表している。
“She’s Electric”号は午前9時にエディンバラ・ウェイヴァリー駅を出発して、正午頃にロンドンのキングズ・クロス駅に到着する予定だという。途中、ニューカッスル駅、ダラム駅、ダーリントン駅、ノーサラートン駅、ヨーク駅、ドンカスター駅、ニューアーク・ノースゲート駅、ピーターバラ駅に停車する。
ロンドンのキングズ・クロス駅はオアシスにとってゆかりの深い場所で、初めてのロンドンでのライヴは駅からほど近いパブで行われ、“Supersonic”のミュージック・ビデオも近くの建物の屋上で撮影されており、駅舎が背景として使われている。
「ライナーの路線にはたくさんのオアシス・ファンがいて、ロンドンでの最初の公演に際して何もやらずにはいられないと思いました。いくつかのサプライズも車内に用意される予定で、お客さまにはロックンロール・スターのような気分になってもらえればと思います。私たちの列車はスーパーソニックではないものの、キャノンボールよりも速くオアシスのファンをロンドンに運んでくれるでしょう」
昨年、オアシスは長く待ち望まれていた再結成が実現することが発表されており、今年の夏にUK&アイルランドで大規模な公演が行われることが決定している。その後、再結成公演は北米、南米、オーストラリア、韓国、日本でも公演が行われることも発表されている。
オアシスについてはバンドに近い情報筋が先日『NME』に対してバンドメンバーのラインナップを明かしている。それによれば、アンディ・ベル(ベース)、ゲム・アーチャー(ギター)、ポール・“ボーンヘッド”・アーサーズ(ギター)、ジョーイ・ワロンカー(ドラマー)が再結成公演には参加することになるという。
先日、オアシスの再結成公演のチケット販売についてイギリスの競争・市場庁はチケットマスターが「法律に違反」して「客を誤解させた」可能性を指摘している。
この協議は昨年の夏にオアシスの再結成公演のチケットが発売された際に、その需要を受けて事前の注意喚起なしにチケット代が急騰し、多くの消費者が不満を寄せることとなった事態を受けてのものとなっている。イギリスの競争・市場庁とヨーロッパ委員会の両方がこの問題については調査を行っている。
ダイナミック・プライシングに寄せられた不満についてオアシスは当時次のように述べている。「はっきりさせておきたいのは、チケット販売と価格設定に関する決定を完全にプロモーターとマネージメントに委ねており、ダイナミック・プライシングが採用されることをまったく認識してなかったということです」
「プロモーター、チケットマスター、バンドのマネジメントの間で事前に行われたミーティングでは、一般チケットの価格を維持して、転売を減らすためにダイナミック・チケッティングを含め、ファンにとって公平な体験となるようなチケット販売戦略が打ち出されましたが、計画の実行は期待に応えるものではありませんでした」
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