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キッスのジーン・シモンズは1日だけ「パーソナル・アシスタントとバンドのローディ」になれる権利を高額で販売した理由について説明している。

ジーン・シモンズは「アルティメット・ジーン・シモンズ・エクスペリエンス」と銘打って、会場への搬入、ステージのセットアップ、サウンド・チェックの同席、バックステージでの体験などに参加できる権利を北米ツアーで販売しており、話題になっている。

その金額は12495ドル(約180万円)となっていて、ジーン・シモンズは購入者と一緒に食事も共にするとのことで、ライヴ中に呼び込んで観客に紹介する権利も含まれている。購入者は1人だけ友人を帯同させることができ、サイン入りベース・ギターも付いてくるものとなっている。

この権利の販売を発表した後、ツアー日程の一部は2026年前半に延期されることが発表されており、その理由は明らかにされていない。ただし、健康に関する理由ではないことが明らかにされている。

今回、ジーン・シモンズは『ニューヨーク・ポスト』紙に高額なローディ・パッケージを販売することにした理由について説明している。「子どもの頃、ライヴを観に行って、ずっと興味があったんだ。『ホテルにいる時はどんな感じだろう?』、『ステージのセッティングの時は?』、『ステージから観客を見るのはどんな感じだろう?』ってね」

ジーン・シモンズは次のように続けている。「それで決めたんだよ。『誰もやっていない。なんで1日だけ自分のローディをやってもらうというアイディアをやってみないんだ?』ってね。ホテルで会って、朝食を共にして、なんでもやっていいというね」

権利にはライヴの最中も含まれており、ジーン・シモンズとのスペシャル・パフォーマンスも行われる。「一緒にライヴに出ていくんだ。心ゆくまでアンプやドラムのセッティングをやってもらっていいし、ステージにいてもいいし、袖で見ててもいい。観客を撮影したりもできる。ステージに連れて行って、一緒に歌ってもらうよ」

キッスは今年ラスベガスで「マスクなし」での公演を計画していることを発表している。この公演はファンクラブ「キッス・アーミー」の50周年を記念したもので、11月14日から16日にわたってラスベガスのヴァージン・ホテルズで開催されるという。

ファンクラブ会員に送られたメールによれば、キッスのライヴのほか「元キッスのメンバーであるブルース・キューリックによるスペシャル・ライヴのほか、他にもスペシャル・ゲストが出演し、アクティヴィティや独自の体験も味わえる」と記されている。

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