
Photo: Kevin Cummins
オアシスは音楽フォトグラファーとして知られるケヴィン・カミンズが未発表写真を掲載した写真集『ザ・マスタープラン』を刊行することが明らかになっている。
バンドのキャリアの始まりをレンズの後ろ側で追ってきたケヴィン・カミンズによるこの写真集はプレス・リリースによれば、「オアシスのアイデンティティを確固たるものにした激動の12ヶ月間」にあったギャラガー兄弟を未発表写真と共に捉えたものになるという。
デヴィッド・ボウイからイアン・カーティスまで様々な人物を撮影してきた元『NME』フォトグラファーのケヴィン・カミンズは90年代初頭の躍進期にオアシスと仕事をすることになったという。「クリエイション・レコードの依頼で様々なライティング、ロケーション、スタイルで彼らを撮影し、彼らに何が一番合うのかを確かめていたんだ」
「(マンチェスターのショッピング・ビルである)アフレックズ・パレスで買ったばかりの見た目からブラザーがスポンサーを務めていたマンチェスター・シティのユニフォームまで」この写真集はUKインディ・シーンを代表するようになった特徴的なサウンドとスタイルを、バンドがどのように築いていったかを捉えたものになると謳われている。
本書にはノエル・ギャラガーも協力していて、サッカー、ファッション、初期の思い出に対する見解を著したテキストが掲載される。同様にケヴィン・カミンズ自身の文章やゲイル・クローサーによる文化的考察も掲載される。
昨年、オアシスは長く待ち望まれていた再結成が実現することが発表されており、今年の夏にUK&アイルランドで大規模な公演が行われることが決定している。その後、再結成公演は北米、南米、オーストラリア、韓国、日本でも公演が行われることも発表されている。
オアシスについてはバンドに近い情報筋が先日『NME』に対してバンドメンバーのラインナップを明かしている。それによれば、アンディ・ベル(ベース)、ゲム・アーチャー(ギター)、ポール・“ボーンヘッド”・アーサーズ(ギター)、ジョーイ・ワロンカー(ドラマー)が再結成公演には参加することになるという。
オアシスは通算4作目となるアルバム『スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ』の25周年記念盤も2月28日にリリースされている。
また、オアシスはニュー・オーダー、ザ・ホワイト・ストライプス、マライア・キャリーらと共にロックの殿堂で今年殿堂入りを果たす候補アーティストとなっている。リアム・ギャラガーはノミネートを受けて「ロックの殿堂は意気地なしのためのものだろ」とツイートしている。
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