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メタリカのギタリストであるカーク・ハメットは初のソロ・アルバムに取り組んでいることを明かして、「あらゆるスタイルの融合となる」と語っている。
カーク・ハメットはコーヒーテーブル・ブック『ザ・コレクション』のプロモーションで米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューを受けている。同書は自身の幅広いギター・コレクションと音楽人生をまとめた一冊となっている。
カーク・ハメットはインタヴューで初のソロ・アルバムのために「アイディアをまとめている」と語っている。「その内容を表現すると最も適切なのはあらゆるスタイルの融合となるんじゃないかな」
「突然クラシックの進行を書いたと思えば、突然よりヘヴィな曲を書いたり、ファンクを書いたりもする」とカーク・ハメットは続けている。「ヴォーカルもあるよ。というのも、今回僕が書いた曲はヴォーカルを必要とするものになっているんだよね」
「だから、誰にヴォーカルをやってもらおうと思っているんだけどね。分からないけど、僕じゃないほうがいいと思うな。ステージではもう十分にやっているしね。インストゥルメンタルで2000年前の曲のような“The Mysterion”という曲もあって、自分が読んだ古代ギリシャの本がベースになっているんだ。あの本を読み始めてなければ、こういうインストゥルメンタル曲ができることもなかっただろうからね。良かったよ」
カーク・ハメットは次のメタリカのアルバムに向けて767のギター・リフが既にあるが、バンドでそれに取り組むのは「少なくともあと1年は先だろう」とも語っている。
メタリカは2023年4月から「M72ワールド・ツアー」を続けており、現時点では今年11月のニュージーランド公演までの日程が発表されている。
カーク・ハメットは新作の方向性に問われると次のように答えている。「まったく分からないよ。『90年代に立ち返ってみよう』ということになるかもしれないしね。悪くないアイディアだろ。まだ話はしていないけれど、面白いよね。だって、当時は『ロード』や『リロード』の時期で、多くの批判を受けたわけだけど、最近ファンと会うと、あの頃が好きだと言われたりするんだよね」
先日、メタリカはVRを使った没入型の新たなライヴ映像作品をリリースしている。この作品はメタリカがアップルと手を組む形で実現したもので、アップル・ヴィジョン・プロに適したヴァーチャル・リアリティ型のライヴ映像作品となっている。
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