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ドロップキック・マーフィーズのフロントマンであるケン・ケイシーは先日のボストン公演でMAGAと描かれたキャップを被ったファンに語りかけたやりとりについて言及している。
ドロップキック・マーフィーズのケン・ケイシーは現地時間3月16日にボストンのMGMミュージック・ホールで行ったライヴで「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」と描かれたキャップを被ったファンに対して語りかけている。
「大勢の人でいっぱいの空間で、誰がカルトかを知りたければ、そいつは大統領を支持する帽子を一晩中掲げているはずだ」とケン・ケイシーは語っている。「ここはアメリカだ。王様なんていないんだよ」
ケン・ケイシーは次のように続けている。「いいかい、俺たちは祖父母や戦争でナチスと戦った人たちのことを歌おうとしているんだ。だから、5分間黙っておいてくれるかい?」
その模様はこちらから。
今回、ケン・ケイシーはポッドキャスト『メディアスタッチ』でこのやりとりについて振り返り、観客を「非難」するようなつもりはなかったと語っている。「ライヴを止めて政治集会にするつもりはなかったんだ。でも、御存知の通り、偽善を見つけたら、特にそれを自分の顔に突きつけられた場合は言わなければらないからね」
ケン・ケイシーはドナルド・トランプ大統領と近いイーロン・マスクにも矛先を向けている。「彼は文字通り映画に出てくる悪役と神経衰弱中の男をミックスしたような感じだよね。ドナルド・トランプはただのピエロだけどさ」ポッドキャストでケン・ケイシーはドナルド・トランプ大統領について「ロシアのスパイ」だと考えているとも語っている。
ケン・ケイシーは現地時間3月8日にフロリダ州クリアウォーターで行われた公演でも「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」と描かれたTシャツを着たファンに対して、Tシャツがアメリカで製造されたかどうかの賭けを行っている。ケン・ケイシーはアメリカ国外で製造されたほうに賭けている。
「もし君が賭けに負けたら、Tシャツを着替えてくれ。もし君が賭けに勝ったら、100ドルとTシャツをあげるよ」とケン・ケイシーは語り、舞台係がシャツのラベルをチェックすると、Tシャツを着ていたファンは「ニカラグア!」と製造国について答えている。
ドロップキック・マーフィーズは2月にUKツアーを行っており、最新作は2023年発表の『オケマー・ライジング』となっている。
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