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フォンテインズD.C.はブリング・ミー・ザ・ホライズンの“Can You Feel My Heart”をカヴァーした映像が公開されている。

これはオーストラリアのラジオ局の企画「ライク・ア・ヴァージョン」のために収録されたもので、フォンテインズD.C.はオーストラリア・ツアーを行った一環で同番組に出演している。

フォンテインズD.C.はギターやストリングスを使わず、シンセサイザー主体のサウンドでドリーミーで豊かなカヴァーを披露している。カヴァーにはニルヴァーナの“Heart-Shaped Box”も組み込まれており、オープニングのヴァースと最後のコーラスをグリアン・チャッテンは引用している。

パフォーマンス映像はこちらから。

番組では“Starburster”を披露した映像も公開されている。

コナー・カーリーはブリング・ミー・ザ・ホライズンの楽曲を選んだ理由について次のように語っている。「最初はグリアン・チャッテンのアイディアだったんだ。あの曲のサウンド、エレクトロニックな要素や全体の雰囲気というのは最新作『ロマンス』で触れていたものが反映されていると思うんだよね。だから、始めるにはいい場所だと思えた。ムードがあって、美しい曲だからね」

“Heart-Shaped Box”についてコナー・カーリーは「ドロップDのチューニングで最初に覚えた曲の一つだね」として、“Can You Feel My Heart”のカヴァーを止めて、“Heart-Shaped Box”にすることも考えたと語っている。「サウンドを練っている時にグリアン・チャッテンが言い始めたんだ。『そっちにしようか?』ということになりかけたんだんだけど、そのインストゥルメンタルを使うことにしたんだ」最終的にバンドは“Heart-Shaped Box”の一部をカヴァーに取り入れることとなっている。

フォンテインズD.C.はもう一つの候補曲としてクロコダイルズの“Groove Is In The Heart/California Girls”があったが、最終的に止めることになったとも明かしている。

フォンテインズD.C.についてはフロントマンのグリアン・チャッテンが椎間板ヘルニアを患ったために一部の南米公演を中止することも発表されている。

フォンテインズD.C.は先月末に新曲“It’s Amazing To Be Young”をリリースしており、日本で同曲を初披露している。

フォンテインズD.C.は今夏にヨーロッパでフェスティバル出演や屋外公演を行う予定となっており、7月5日にロンドンのフィンズベリー・パークで公演を行うほか、7月13日にニューカッスルのエキシビション・パークで、7月30日にはカーディフ城で、8月15日にはマンチェスターのウィゼンショー・パークで公演を行う予定となっている。

ベーシストのコナー・ディーガンは“It’s Amazing To Be Young”について次のように語っている。「この曲が日の目を見るのが嬉しいよ。というのも、僕らにとって特別な曲なんだ。曲以上に書かれ方というのが変わっていてね。この曲はカルロスの生まれたばかりの子どもの前で形になり始めた。彼女へのメッセージなんだよ」

「心あたたまる曲だよ。人間としてシニカルになる時もあるし、周りの世界に気を取られると、そうなってしまったりもする。楽観性が思い込みのように思えてしまう時もある。でも、生まれたばかりの子どもによって純粋で深い美しさと希望に出会うことができて、それは世間擦れした人間にも自分たちにも論破できないものなんだ」

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