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ビョークはコンサート・フィルム『コーニュコピア』が世界各国で限定劇場上映されることが決定している。

ビョークは劇場上映についてマーキュリー・スタジオとのコラボレーションとなることを発表している。劇場公開は5月7日に行われる予定で、プレス・リリースによれば、ビョークにとってこれまでで最も精魂を込めたライヴ・パフォーマンスの魔法を捉えているという。

コンサート・フィルムは25ヶ国以上で約500館の映画館で上映されるとのことで、オーストラリア、ブラジル、デンマーク、ドイツ、スウェーデン、アメリカ、イギリスでの上映が決定しており、スペインでは5月8日に、カナダでは5月9日に、フランスでは5月11日に上映される。

『コーニュコピア』のツアーは2019年5月から2023年12月まで行われ、2017年発表のアルバム『ユートピア』、2022年発表のアルバム『フォソーラ』をベースに、音楽と演劇の融合で高い評価を得ているアルゼンチンの映像作家ルクレティア・マルテルが演出を担当している。

上映時間は1時間39分になるとのことで、ビョークがキュレーションした3本のミュージック・ビデオも同時上映される。

「コンサート・フィルム『コーニュコピア』は4Kとドルビーという映画館の環境で、オリジナルの公演の魔法すべてを体験できる貴重な機会となります。熱心なファンにとっても、初めての人にとっても見逃せないイベントとなるでしょう」とプレス・リリースには記されている。

ビョークは『コーニュコピア』の短縮されたヴァージョンがアップルTV+で配信されることも決定している。

「これは長い旅路で、何百人という人が手助けしてくれました。その一人一人にものすごく感謝しています」とビョークは述べている。「今のコンサート・フィルムというのは女性にやさしく、時代の風潮にも合っていると思っています。『ユートピア』と『フォソーラ』をサラウンド・スピーカーに拡大して、完全に没入できる体験を提供するというアイディアに大きな影響を受けました。私の意図としては21世紀のVRのために作ったものを19世紀の劇場に持ち込むというもので、ヘッドセットからステージに移行することでした」

「この物語にはアヴァターの物語という2つ目のサブプロットも織り込まれています。パペットからパペットへ、心の傷から完全に癒やされた状態へ、錬金術的に生み出された現代のマリオネットの物語です」

劇場上映にあたってトラファルガー・リリーシングのCEOであるマーク・アレンビーは次のように述べている。「この象徴的なコンサートを目も瞠る4Kとドルビーアトモスで製作して、世界的なイベントにお届けできることに興奮しています。ミュージック・ビデオも追加され、このユニークな没入体験のためにファンが大スクリーンに集まる貴重な機会であり、世界各国のみなさんにお届けするのが待ちきれません」

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