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フォンテインズD.C.は今年のグラミー賞でザ・ローリング・ストーンズに賞を獲られたことについて40歳を超えないとグラミー賞は受賞できないと冗談を飛ばしている。
フォンテインズD.C.は最新作『ロマンス』が第67回グラミー賞で最優秀ロック・アルバム賞にノミネートされていた。最優秀ロック・アルバム賞には他にアイドルズの『TANGK』、グリーン・デイの『セーヴィアーズ』、ジャック・ホワイトの『ノー・ネーム』、パール・ジャムの『ダーク・マター』、ザ・ブラック・クロウズの『ハッピネス・バスターズ』、ザ・ローリング・ストーンズの『ハックニー・ダイアモンズ』がノミネートされていた。
フォンテインズD.C.が最優秀ロック・アルバム賞にノミネートされるのは2021年発表の『ア・ヒーローズ・デス』に続いて2度目だったが、2025年の最優秀ロック・アルバム賞はザ・ローリング・ストーンズの『ハックニー・ダイアモンズ』が受賞している。
今回、フォンテインズD.C.はインタヴューでグラミー賞を逃したことについて語り、グラミー賞を受賞するには年齢が足りないのだろうと冗談を飛ばしている。
ギタリストのカルロス・オコンネルとコナー・カーリーはインタヴューでグラミー賞でザ・ローリング・ストーンズに敗れたことについて尋ねられている。
「彼らは偉大なバンドだけどさ」とカルロス・オコンネルは語っている。「少しイラッといたけど、同時にザ・ローリング・ストーンズだからね」
コナー・カーリーは審査した人々はアルバム単体ではなく、バンドの功績やカタログを考慮して決めたのではないかと思うと語っており、カルロス・オコンネルは次のように冗談を飛ばしている。「グラミー賞を受賞するには40歳を超えなきゃいけないんだと思うよ」
ザ・ローリング・ストーンズが2025年のグラミー賞で受賞したことには賛否が寄せられており、受賞を祝福する一方で、キャリアを打ち立てようとしている新しい才能が見過ごされているという意見も見受けられる。
「ザ・ビートルズもザ・ローリング・ストーンズもすごく好きだけど、グラミー賞はもういいだろ。アイドルズやフォンテインズD.C.は素晴らしい作品を作ってノミネートされたのにね」とある人物は述べている。「ザ・ローリング・ストーンズは大好きだけど、グラミー賞はフォンテインズD.C.が受賞するべきだった」と別の人物は述べている。
グラミー賞は逃したものの、フォンテインズD.C.は他の音楽賞は受賞しており、ブリット・アウォーズではインターナショナル・グループ・オブ・ザ・イヤー賞を受賞したほか、今週授賞式が行われたアイハート・ラジオ・ミュージック・アウォーズではオルタナティヴ&ロック部門の新人賞を受賞している。
フォンテインズD.C.は今夏にヨーロッパでフェスティバル出演や屋外公演を行う予定となっており、7月5日にロンドンのフィンズベリー・パークで公演を行うほか、7月13日にニューカッスルのエキシビション・パークで、7月30日にはカーディフ城で、8月15日にはマンチェスターのウィゼンショー・パークで公演を行う予定となっている。
フォンテインズD.C.は先月末に新曲“It’s Amazing To Be Young”をリリースしており、ベーシストのコナー・ディーガンは次のように語っている。「この曲が日の目を見るのが嬉しいよ。というのも、僕らにとって特別な曲なんだ。曲以上に書かれ方というのが変わっていてね。この曲はカルロスの生まれたばかりの子どもの前で形になり始めた。彼女へのメッセージなんだよ」
「心あたたまる曲だよ。人間としてシニカルになる時もあるし、周りの世界に気を取られると、そうなってしまったりもする。楽観性が思い込みのように思えてしまう時もある。でも、生まれたばかりの子どもによって純粋で深い美しさと希望に出会うことができて、それは世間擦れした人間にも自分たちにも論破できないものなんだ」
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