ザ・ヴァーヴのフロントマンであるリチャード・アシュクロフトが、『NME』の最新インタヴューで、ノエル・ギャラガーとの共作についての可能性を示唆し、「将来は何が起こるか分からない」と語っている。
今週配布の『NME』の独占表紙取材でリチャード・アシュクロフトはインタヴューに答えている。
5月14日にニュー・アルバム『ジーズ・ピープル』をリリースするリチャード・アシュクロフトだが、音楽業界の現状を嘆き、「信念などまったくない」と語っている。
彼はこう続けている。「素晴らしくて健全なイギリスのオルタナティヴ・ミュージックを作ろうとする代わりに、自分たち自身をだまくらかして、人々を裏切ってるんだ。左を向けばサイモン・コーウェルがいて、右にはこういうものがあって、メインストリームは俺たちのカルチャーを消費してるんだよ」
「オーディション番組のコンテストの勝者に欲しいだけのソングライターを部屋に抱えることができるんだ。ノエル・ギャラガーの素晴らしい楽曲をリアムが歌うようなサウンドができるわけがないし、“Live Forever”のような曲に到達できるわけがないし、ヴァーヴの“Lucky Man”だってできるわけがないんだ。俺たちはそれを知ってるんだよ」
昨年、ノエル・ギャラガーはリチャード・アシュクロフトと一緒にアルバムを作ることに興味があると語っている。
ノエル・ギャラガーと一緒にやるかどうか尋ねられたリチャード・アシュクロフトは「ノエルがそんなことを言ってくれたなんて素晴らしい褒め言葉だな。将来は何が起こるか分からないね。数年前にそんなことが起こってればと思うね」と語っている。
リチャード・アシュクロフトはブリットポップの同輩たちのことが好きだと語っている。「俺たちと軋轢があった奴らについても、振り返ってみて、幸運を願ってるんだ。(パルプのフロントマンである)ジャーヴィス・コッカーのラジオを聴いていても、いい感じなんだよね。彼はあの当時のカルチャーに対して旗を振ってるんだ。俺たちは止まってないんだよ」
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