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映画『スパイナル・タップ』の待望の続編である『スパイナル・タップII』は第1弾トレイラー映像とアメリカでの公開日が発表されている。

1984年公開の『スパイナル・タップ』は史上最高のコメディ映画の一つと見なされており、クリストファー・ゲスト、マイケル・マッキーン、ハリー・シーラーの3人が架空のヘヴィ・メタル・バンドを演じるものとなっている。

『スパイナル・タップII:ジ・エンド・コンティニューズ(原題)』はアメリカで9月12日に公開されるとのことで、UKや日本での公開日については決定していない。第1弾トレイラー映像も公開されており、トレイラーはオリジナルの名台詞にちなんで、アンプの目盛りを11まで上げ、それが無限大に到達して爆発が起きた後、スパイナル・タップの楽曲“Stonehenge”が流れるというものとなっている。

続編『スパイナル・タップII:ジ・エンド・コンティニューズ』にはポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、クエストラヴ、ガース・ブルックス、トリーシャ・イヤウッドもカメオ出演することが明らかになっている。

昨年、監督のロブ・ライナーは『エンパイア』誌のインタヴューで冒頭ではシンガーのデイヴィッド・セント・ハビンズ、ギタリストのナイジェル・タフネル、ベーシストのデレク・スモールズがスパイナル・タップの解散後に何をしていたかが描かれると説明している。

「ナイジェルはベリック・アポン・ツイードでチーズとギターの店をやっているんだ」とロブ・ライナー監督は語っている。「ナイジェルはホイッスルとマンドリンを演奏する地元のフォーク・バンドに参加していて、エレクトリック・ギターを弾いている。そうした、ちょっとしたシーンがあるんだ」

ロブ・ライナーは次のように続けている。「デイヴィッド・セント・ハビンズはカリフォルニア州モロベイに住んでいて、『ザ・トラブル・ウィズ・マーダー』という犯罪実録ポッドキャストの音楽を書いている。彼は電話の保留音の曲なんかも書いたりしている」

「デレクはロンドンで暮らしていて、新グルー博物館のキュレイターをやっている。彼は世界中の接着剤のキュレーションをしていて、接着剤の歴史も扱っている。彼はフィルハーモニー管弦楽団とも共演していて、悪魔は邪悪なカツラをつけているという内容の交響曲を書いたんだ。“Hell Toupée”という曲だよ」

インタヴューでロブ・ライナー監督は『スパイナル・タップII』のインスピレーションについてスパイナル・タップのマネージャーであるイアン・フェイス役だったトニー・ヘンドラが亡くなったことを挙げている。

「イアン・フェイスが娘のホープにもう一度パフォーマンスを行う約束の契約書を遺言で託したというアイディアを思いついたんだ」

ロブ・ライナー監督は次のように続けている。「娘のホープは最初は『何の意味もない』と考える。しかし、ある大物音楽スターがサウンドチェックでふざけているときにスパイナル・タップの曲を歌っているところをiPhoneで撮影して、それがソーシャルメディア上で大流行するんだ。突如、託された契約書に価値が生まれるんだ」

続編『スパイナル・タップII:ジ・エンド・コンティニューズ』についてはメタリカのラーズ・ウルリッヒとレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスが出演することも明らかになっている。

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