Photo: Holly Whittaker

ジーズ・ニュー・ピューリタンズはニュー・アルバム『クルックド・ウィング』をリリースすることを発表して、キャロライン・ポラチェックが参加したリード・シングル“Industrial Love Song”が公開されている。

2019年発表の『インサイド・ザ・ローズ』以来、6年ぶりとなる『クルックド・ウィング』は5月23日にドミノ・レコーディングスよりリリースされる。

アルバムからは最初の楽曲として“Industrial Love Song”が公開されており、建設現場の2台のクレーンがデュエットする内容となっていて、一方をジャック・バーネットが、もう一方をキャロライン・ポラチェックが担う形となっている。

“Industrial Love Song”はイギリス人フォトグラファー/アーティストのハーレー・ウィアーとジーズ・ニュー・ピューリタンズの共同制作によるミュージック・ビデオと共に公開されている。

“Industrial Love Song”のミュージック・ビデオはこちらから。

「“Industrial Love Song”は建設現場の2台のクレーンのデュエットなんだ」とジャック・バーネットは説明している。「キャロラインは1台目のクレーン役で、僕はもう1台のクレーン役。2台のクレーンは操縦者によって動きが制御されているので触れ合うことはできない。でも、日が昇ると自分たちの影が交わることを願っている。ジョージが考えたタイトルは、意図的に誤解を招くようになっている――いわゆる“インダストリアル”な曲ではないんだ」

「この曲は、特定の時代に属している感じがしないね。何百年も存在してきた楽器で作られたプログレッシブな音楽だ」とジョージ・バーネットは続けている。

「機械の時代が終わりを迎えると、僕たちが機械とどれほど多くの共通点を持っているかがわかるんだ。それがどれほど人間的であるかに気づくんだよ」とジャック・バーネットは語っている。「突然、機械の視点からラブソングを書くことがそれほど突飛に感じられなくなった」

キャロライン・ポラチェックは今回の参加についてインスタグラムで次のように述べている。「長年、ジーズ・ニュー・ピューリタンズのディープなファンでした。『インサイド・ザ・ローズ』への愛を伝えるために2022年に手紙を書きました。その数カ月後、この至上の楽曲を送ってくれたのです」

『クルックド・ウィング』はジャック・バーネットとUKの伝説的ポスト・ロック・バンド、バーク・サイコシスの創始者であるグラハム・サットンがプロデュースを手掛け、ジョージ・バーネットがエグゼクティブ・プロデューサーを務めた。ゲストミュージシャンとしてはキャロライン・ポラチェックのほか、ベーシストのクリス・ローレンスらが参加している。

ジョージ・バーネットは次のように語っている。「このアルバムは、これまでの作品の中で最もシュールでありながら、同時に最も直接的な作品でもある。『クルックド・ウィング』とは耳のことだ。体の両側に1つずつあり、波打った形をしている。うまくいけば、それがあなたを飛ばせるかもしれない」

新作のトラックリストは以下の通り。

01. Waiting
02. Bells
03. A Season In Hell
04. Industrial Love Song (Featuring Caroline Polachek]
05. I’m Already Here
06. Wild Fields (I Don’t Want To)
07. The Old World
08. Crooked Wing
09. Goodnight
10. Return

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