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ジョン・ライドンはセックス・ピストルズの『勝手にしやがれ!!』の続編をいまだに期待するファンに苦言を呈している。

セックス・ピストルズの唯一のアルバムである『勝手にしやがれ!!』は1977年にリリースされており、史上最も影響を与えたアルバムの一つと見なされている。このアルバムがリリースされた数ヶ月後の1978年のアメリカ・ツアー中にセックス・ピストルズは解散している。

当時、ジョニー・ロットンと名乗っていたジョン・ライドンは1978年にパブリック・イメージ・リミテッドを結成しているが、それ以来、セックス・ピストルズのファンから『勝手にしやがれ!!』の続編について訊かれることとなっている。

今回、ジョン・ライドンは『ブリッツド』誌のインタヴューでセックス・ピストルズのファンについて「注文が多い」と語っている。「つかまえて離さないんだ。自分のヴィジョンを好きにさせてくれないんだ。他の人の幻想のために生きることなんてできないのにね。そんなのは無理だろ」

「自分に正直でなければならないんだ。私は常に言ってきたけれど、自分には本当に膨大なレコード・コレクションがあって、様々な方向性に影響を受けていて、その中には完全に矛盾するものもある」

「だから、いまだに『勝手にしやがれ!!』パート2を期待している人に言いたいのは、バカは消えてくれということだね」

ジョン・ライドンとの共演は2008年が最後となっているセックス・ピストルズはフランク・カーターをフロントマンに迎えて、昨年秋から復活ツアーを行っている。その後、セックス・ピストルズはロンドンのブッシュ・ホールで貴重なライヴも行っており、『勝手にしやがれ!』を全曲演奏している。

フランク・カーターを迎えたセックス・ピストルズはダウンロード・フェスティバルやロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催されるティーンエイジ・キャンサー・トラストに出演することも決定しており、ギタリストであるスティーヴ・ジョーンズは『NME』にアメリカでもツアーを行う予定であると語っている。

先日、スティーヴ・ジョーンズは再結成公演についてジョン・ライドンに声をかける「余地もなかった」と語っている。

「話はしていないよ」とスティーヴ・ジョーンズは豪『ローリング・ストーン』誌に語っている。「最後に話をしたのは2008年だ。でも、彼の活躍を願っているよ。本当にそう思う。若い頃は素晴らしい時間を過ごした。そして、それは僕ら全員の人生を変えることになった」

「でも、『ピストル』の法廷闘争の後はジョン・ライドンに声をかける余地もなかった。彼も興味がないと思うよ」

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