
Photo: Marco Grey
エズラ・コレクティヴのキーボードプレイヤー/作曲家/バンドリーダー/プロデューサーのであるジョー・アーモン・ジョーンズはソロ・アルバムより新曲“Hurry Up & Wait”が公開されている。
本作は2部構成の大作となっており、1枚目の『オール・ザ・クワイエット(パート1)』は3月28日に、2枚目の『オール・ザ・クワイエット(パート2)』は6月13日にリリースされる。
“Hurry Up & Wait”のミュージック・ビデオはこちらから。
ジョー・アーモン・ジョーンズはブラック・ミディのメンバーとして知られるモーガン・シンプソンがドラムで参加した“Hurry Up & Wait”について次のように語っている。「この曲は、アルバムのほとんどの曲よりもずっと前、ロックダウン初期に作られた。彼らが初めて演奏したときのものだよ。俺はコードを伝えただけで、これが最初のテイクだった。それを持ち帰ってミックスして、テープに落としてみたら、本当に満足のいく仕上がりになった。ずっと聴いていても、何も欠点が見つからなかった」
「そして、それがアルバム全体をテープで録音するという決断につながったんだ。音の一貫性を出すためにね。正直、4コード進行の曲を作ることにちょっと飽きてきていた。俺は長い間ヒップホップを作ろうとしてきたし、4コードの良さっていうのは、それを4分間聴いていても飽きないことなんだよね。でも今回はもっと長いフォーマットの曲を書こうとしたんだ」
「曲の後半は、その場の即興で、コード進行だけ渡して『さあ、やろう』って感じだった。ステージ上と同じで、何が起こるかはその場次第。その録音で特に気に入っているのは、モーガンが意図的にビートをスローダウンさせる瞬間があること。それがすごくいいんだよ。クリックトラックを使っていたら、あんな風にはできないから」
アルバムにはアシェバー、グリーンティー・ペン、ウー・ルー、ヤスミン・レイシーといったアーティストも参加していながら、ジョー・アーモン・ジョーンズがすべての作曲、プロデュース、ミックスを手がけている。
新作『オール・ザ・クワイエット』の起源はロックダウンの時期に遡るとのことで、生のダブ・サウンドシステムを直接体感したときの感覚にインスパイアされて、ミキシングデスクの使い方を独学で習得し、自宅にリール・トゥ・リールのテープマシンやスプリングリバーブを備えたスタジオを構築して、サウス・ロンドンにあるサウンドシステム、ユニット137で試聴するようになったという。
新作のトラックリストは以下の通り。
All The Quiet (Part I)
01. Lifetones
02. Forgiveness
03. Kingfisher (feat. Asheber)
04. Nothing Noble
05. Eye Swear (feat. Goya Gumbani)
06. Danger Everywhere
07. The Citadel
08. Snakes
09. Show Me
10. Hurry Up & Wait
11. Hurry Up & Dub *Bonus Track
All The Quiet (Part II)
01. Acknowledgement Is Key (feat. Hak Baker)
02. Lavender
03. Westmoreland (feat. Asheber)
04. PSR Orchestra
05. Paladin of Sound & Circumstance
06. Another Place (feat. Greentea Peng & Wu-Lu)
07. War Transmission
08. 505 Standby
09. Journey South
10. One Way Traffic (feat. Yazmin Lacey)
11. Cleto *Bonus Track
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