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元ヤックのフロントマンであるダニエル・ブルンバーグは2025年のアカデミー賞において『ブルータリスト』のスコアで作曲賞を受賞している。

ダニエル・ブルンバーグは先日の英国アカデミー賞でも作曲賞を受賞していたが、『ブルータリスト』のサウンドトラックで初のアカデミー賞を受賞している。『ブルータリスト』は第二次世界大戦下にホロコーストを生き延び、アメリカへと渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家、ラースロー・トートを描いた作品で、エイドリアン・ブロディはアカデミー賞で主演男優賞も受賞している。

ダニエル・ブルンバーグは『教皇選挙』、『エミリア・ペレス』、『ウィキッド ふたりの魔女』、『野生の島のロズ』といった作品と共に作曲賞にノミネートされており、過去2作はスコット・ウォーカーが音楽を手掛けてきたブラディ・コーベット監督と育んだクリエイティヴな関係性についても語っている。

「ティーンエイジャーの頃から20年にわたってアーティストをやってきたけど、ブラディ・コーベットに会った時に芸術面でのソウルメイトと出会ったんだ」とダニエル・ブルンバーグは語っている。

先日、ダニエル・ブルンバーグは映画がポストプロダクションに入った時に彼とサウンド・チームはブラディ・コーベット監督と共に試写を行ったが、映画を見るたびに最後に泣いてしまうという問題にぶつかることとなったと語っている。

「初めてそうなった時は試写室を飛び出していたんだ」とダニエル・ブルンバーグは振り返っている。「ポストプロダクション・スタジオのトイレでブラディ・コーベット監督と泣いていたのを覚えているよ」

ダニエル・ブルンバーグはインディ・ロック・バンドのヤックとして活動してきたが、2013年にバンドを脱退して、ソロ・プロジェクトに乗り出し、『アンリアル』というアルバムをリリースしている。2021年にヤックは解散したことを発表している。

ダニエル・ブルンバーグは今後、ブラディ・コーベットによる共同脚本で、彼のパートナーであるモナ・ファストヴォルドが監督を務めるアマンダ・サイフリッド主演の『アン・リー』の音楽を担当することが決定している。

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