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レディー・ガガが、自身のオスカー「最優秀歌曲賞」ノミネートについて胸中を明かしている。

レディー・ガガは、ダイアン・ウォーレンとの共作“Till It Happens to You”がアカデミー賞にノミネートされている。同曲は大学でのレイプ事件を扱ったドキュメンタリー映画『ザ・ハンティング・グラウンド』に起用されている。

映画サイト「デッドライン」のインタヴューで、レディー・ガガは次のように説明している。「みんな言うのよ。『オスカーにノミネートされたんだね』って。私にとってそれはまったく問題じゃないの。もちろん、クールなことだけど、オスカーは“Till It Happens to You”をノミネートすることでこの問題をノミネートしたのよ。今この問題はメディアに取り上げられるようになった。私がふさわしいと信じるような扱いで話題にして欲しいわ」

「もっと多くの人に届けることができる。アカデミーみたいな能力主義の組織が『私たちはあなたに心を寄せている』と言えばね。つまり、単に私やダイアンに対するメッセージというより、この歌を聴く人たち、そして同じような経験をした人たちに対するものなのよ」

レディー・ガガもダイアン・ウォーレンも性的暴力を受けた経験を持ち、レディー・ガガはこの作曲の過程を「癒し」だったと語り、こう続けている。

「ダイアンとこの作品を作ることで私はこの経験のすべてを再体験したわ。最初は酷い感じだった。癒しの体験だけど、癒される前に傷を引き裂いて、メスを入れなくてはならなかったの」

「ダイアンがいなければできなかった。自分1人では向き合えず、誰か他の人の歌を歌うことになったと思う。私が自分の心の奥底から信じる何かである必要があったの」

第88回アカデミー賞は2月28日に行われるが、「最優秀歌曲賞」にはレディー・ガガの他、サム・スミスやザ・ウィークエンドらがノミネートされている。

また、レディー・ガガはアカデミー賞授賞式で同曲を歌う予定となっている。これに対し23日、ダイアン・ウォーレンは以下のようにツイートしている。

日曜日に何が起こるか禁断の見物。またレディー・ガガ@LadyGagaのパフォーマンスでブッ飛ぶ準備をしといてね。#Oscars #Tilithappenstoyou

一方、レディー・ガガは2月15日のグラミー賞授賞式でのデヴィッド・ボウイ追悼パフォーマンスがメディアを賑わせたが、自身の全キャリアはデヴィッド・ボウイに捧げられたものだと語っている。

「それは今もなの。1日中、彼のビデオを観てるわ。そして、最後のアルバムとなった『★(ブラックスター)』を聴いてる。あのアルバムは本当に途轍もない音楽でできてるの。世のアーティストがこれまでにやってきたことの中でも、唯一な偉大な功績の一つだわ。自身への追悼として傑作のアルバムを作ったのよ」

「想像できる? 毎日スタジオに通って、自身の人生に別れを告げるものに心血を注ぐのよ? きっと彼のアートが彼を強くしたのよ」

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