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ザ・ジャムの元メンバーであるスティーヴ・ブルックスは亡くなったドラマーのリック・バックラーに追悼の意を表している。

リック・バックラーが短い闘病生活の末に現地時間2月17日に亡くなっている。享年69歳だった。リック・バックラーは数週間前に「現在抱えている健康問題」のためにスポークン・ワードのツアーを中止することを発表していた。

ポール・ウェラーはソーシャル・メディアで次のように述べている。「リック・バックラーが亡くなったことにショックを受けて悲しんでいる。ウォキングのスタンリー・ロードにある私のベッドルームでリハーサルをしていた時のことを思い出した。あらゆるパブやクラブでキッズとして演奏しながら、最終的にレコードを作ることになった。なんという歩みだろう」

ベーシストのブルース・フォクストンはツイッターで次のように追悼の意を表している。「今日、非常に悲しいニュースを聞いて、ショックを受けているし、打ちのめされている。リック・バックラーはいい奴で、素晴らしいドラマーであり、革新的なドラム・パターンで僕らの曲を形作るのに一役買ってくれた」

今回、元メンバーであるスティーヴ・ブルックスはポール・ウェラーのツイッターを通じてメッセージを発表している。

「リック・バックラーの訃報を深く悲しんでいます。つらい時期を過ごしている家族にお悔やみを申し上げます」とスティーヴ・ブルックスは述べている。「初歩的なところから始まったバンドはパワフルな存在へと進化していきました」

「ドラマーとしてのリック・バックラーの進化はその核を担っていました。近年はリック・バックラーと何度かしか会えませんでしたが、そのおおらかな人柄は悲しみと共に惜しまれることになるでしょう。ビートは続いていきます。安らかに眠ってください、リック」

スティーヴ・ブルックスは1972年から脱退する1975年までザ・ジャムに在籍していた。リック・バックラーはポール・ウェラーやブルース・フォクストンと共に1982年の解散までバンドに在籍している。

ザ・ジャムの解散後、リック・バックラーはタイムUKというバンドを結成しており、タイムUKが解散した後はプロダクションに移行して、イズリントンでスタジオを運営していた。90年代中盤にリック・バックラーは音楽活動を休止して、大工として働いている。

2005年に音楽活動に復帰し、ザ・ジャムのカタログだけを演奏するギフトというバンドを結成している。2007年にはブルース・フォクストンも加入して、フロム・ザ・ジャムという名義でツアーを行っていたが、ブルース・フォクストンはザ・ジャムのトリビュート・バンドになることを恐れて、2009年にバンドを脱退している。

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