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レッド・ツェッペリンは45年間にわたって引き出しの中で眠っていた未公開映像が発掘されている。

13分間の映像は1979年7月にデンマークのコペンハーゲンにあるファルコナー・センターで行われたレッド・ツェッペリンのライヴにて8mmで撮影されたものとなっている。この公演は翌月に行われた最後のUK公演、ネブワース公演のウォーミング・アップとして行われた2公演の2公演目となっている。

この映像を撮影したのはレナート・ストロムというファンで、昨年夏にフィルムの存在を明かしていた。

フィルムはアメリカ企業のリール・リヴァイヴァル・フィルムによってスキャンされ、ピンク・フロイド・リサーチ・グループによって色補正が行われており、コンサートの音源に合わせた形となっている。

発掘された映像はこちらから。

レナート・ストロムは『レッド・ツェッペリン・ニュース』に次のように語っている。「屋内で使える新しいフィルムをテストするためにスーパー8カメラを持っていったんです。カメラを持ち込むのは問題ありませんでした。すごく小さいですし、ズボンに包んで背中に背負っていきました。当時は撮影はあまり行われていなくて、オーディオ機器のように見えたと思います」

レナート・ストロムは次のように続けている。「前の日のライヴは新聞によれば、レーザーがもたらした停電のせいで大失敗だったということでした。なので、中に入る前に通った通路には発電機がありました。なぜそこにあるのか分かりませんでしたが、軍隊時代のことを思い出して、発電機であることは分かったのです。だから、ライヴのことは心配していました」

レナート・ストロムは「このフィルムはずっと引き出しにしまっていた」として、次のように語っている。「今回のものほどではないんですが、デジタル・コピーを作って友人やギタリストに見せたところ、熱狂していました。音声はないものだったんですけどね」

この映像は現地時間2月18日にYouTubeにアップされており、“The Song Remains The Same”、“Black Dog”、“Nobody’s Fault But Mine”、“Over The Hills And Far Away”、“Misty Mountain Hop”、“Since I’ve Been Loving You”、“No Quarter”、“Hot Dog”、“Rain Song”、“Stairway To Heaven”、“Whole Lotta Love”のシーンで構成されている。

動画の説明には次のように記されている。「レッド・ツェッペリンの1973年以降のベスト・ライヴの一つであり、最後のデンマーク公演となったライヴのスーパー8による13分の映像を公開できたことに興奮しています。ポッドキャスト『ハート・オブ・マークネス』の友人であるマーク・ドナヒューがこの公演を撮影したというレナート・ストロムのコメントを見つけた日は素晴らしい日になりました。あとは歴史の通りです」

レッド・ツェッペリンについては待望のドキュメンタリー映画『ビカミング・レッド・ツェッペリン』が劇場公開されている。

先日、ジミー・ペイジは映画の評判について個人的に感謝の思いを伝えている。「IMAX、ないしは一般の映画館で『ビカミング・レッド・ツェッペリン』を観た、みなさんの信じられないような反応と売れ行きを見ていると、ファンからの反響は頭の下がる、心動かされるものだったと言わざるを得ません。みなさんの熱い思いに感謝します」

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