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アリス・イン・チェインズのギタリストであるジェリー・カントレルはキャメロン・クロウ監督による2000年公開の映画『あの頃ペニー・レインと』への出演を断ったことを明かしている。

ジェリー・カントレルはキャメロン・クロウ監督が手掛けた1992年公開の映画『シングルズ』にアリス・イン・チェインズやパール・ジャム、サウンドガーデンのメンバーと共にカメオ出演しており、キャメロン・クロウ監督による1996年公開の映画『ザ・エージェント』にも出演している。

ポッドキャスト『アダマンチウム』に出演したジェリー・カントレルは『あの頃ペニー・レインと』にも出演しかけていたことを明かしている。

青春コメディ映画『あの頃ペニー・レインと』は70年代前半に音楽ジャーナリストとしてレッド・ツェッペリン、イーグルス、レイナード・スキナードのツアーに帯同したキャメロン・クロウの実体験に基づいた作品となっており、アカデミー賞の脚本賞を受賞している。

パトリック・フュジット、ビリー・クラダップ、ケイト・ハドソンらが出演した『あの頃ペニー・レインと』は2001年のグラミー賞でも最優秀コンピレーション・サウンドトラック・アルバム賞を受賞している。

ジェリー・カントレルは次のように語っている。「僕にベーシストをやってほしかったみたいでね。最大の後悔の一つはキャメロン・クロウの3作連続の出演を断ったことだね。タフな状況だったし、ソロ・アルバム『デグラデイション・トリップ』のツアーもやっていた。でも、後悔しているよ」

ジェリー・カントレルはキャメロン・クロウが「物知り」で「高慢」なベーシストの台詞を既に書いていたと振り返っている。ジェリー・カントレルが断った役はサン・キル・ムーンのマーク・コズレックが担当している。

「キャメロン・クロウは『ポール・マッカートニーは神だね』なんて言うようなキャラクターを書いていたんだ」とジェリー・カントレルは語っている。「ベーシストが登場するやりとりがあって、コーナーから飛び降りて、『くたばれ。マッカートニーは神だ』なんて言うんだよ」

ジェリー・カントレルは長時間の映画撮影に懸命に取り組む俳優たちに賛辞を寄せており、映画『ザ・エージェント』の撮影では緊張したものの、キャメロン・クロウの支えもあって自信を持てるようになったとも語っている。

2020年、キャメロン・クロウ監督は『あの頃ペニー・レインと』にニール・ヤングがカメオ出演するはずだったことを明かしている。ニール・ヤングはビリー・クラダップが演じたロックスター、ラッセル・ハモンドの疎遠な父親役を演じる予定だったという。

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