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Photo: GETTY
インヘイラーのフロントマンであるイライジャ・ヒューソンは父親であるU2のボノから受けたアドバイスについて語り、有名な親を持つことでバンドにチャンスが与えられるという見られ方について語っている。
イライジャ・ヒューソンは新たなインタヴューでU2のボノを父親に持ちながらも一部の人が期待するほどアドバイスやチャンスをもらえることはなかったと語っている。
イライジャ・ヒューソンは『デイリー・スター』紙のインタヴューでボノから受けたアドバイスは親なら誰でも自分の子供に言うようなもので、ロック・アイコンとしての助言をもらいたかったと語っている。
「正直に言うと、もっとアドバイスをもらいたかったよ」とイライジャ・ヒューソンは振り返っている。「父に言ってもらった最高のアドバイスはよく親なら言ってくれるようなものだった。『チャンスを逃さないで。今がその時だ。集中して、全力投球するんだ』ってね」
イライジャ・ヒューソンは有名な両親を持つことにはいいことも悪いこともあると続けて、悪いことには懸命に取り組まなくてもチャンスが与えられることがあると思われることもあると語っている。
「みんなが失敗を期待していたり、優遇されるんだろと思い込んでいるところは間違いなくあるよね」とイライジャ・ヒューソンは説明している。「有利なところは確かにあったけれど、でも、そのおかげで恩恵を受けていると思われたくなかったから、懸命に取り組むことになったんだ」
「初期にビッグなサポート・アクトのスロットをもらうことにも、ためらいがあった。『父親が友人かなんかだからもらえたんだろ』と思われるからね。一方でそういうチャンスを受けないこともバカげていると思った。まだ、対処の仕方を学んでいるところなんだ。ユニークな立場だよね」
インヘイラーがU2との関係やそのポジティヴな側面やネガティヴな側面について語るのは初めてではなく、2019年の『NME』のインタヴューでは次のように語っている。「いつも訊かれるのは父から音楽やソングライティングでいいアドバイスはありましたか、というものなんだけど、正直な事実としてはないんだ」とイライジャ・ヒューソンは語っている。「父は成功したバンドだけど、ソングライティングに関してはまったく違う意見を持っているんだよ」
その影響についてイライジャ・ヒューソンは次のように続けている。「自分たちで証明しなきゃいけないと思っている。いいパフォーマンスをしたいと思うようになった。トイレでも演奏して、狂ったようなツアーもやって、自分たちで証明しなきゃいけない。僕らが最低だったら、話もしてくれなくなるだろうしね」
翌年、イライジャ・ヒューソンはインヘイラーを最初に結成した時も父は応援してくれたわけじゃなかったと語っている。「大学に行かせたがっていたんだ。親ならそうだよね。好きで、いいバンドだということは伝わっていたんじゃないかな」
「自分としては最も重要なことだった。自分たちがそれほどでもなかったら、すぐに学校に行けと言われていたんじゃないかな。今じゃ応援してくれているよ」
インヘイラーは通算3作目となるニュー・アルバム『オープン・ワイド』を今月リリースしており、6月には来日公演を行うことも決定している。
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