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Photo: GETTY
トム・ヨークとマーク・プリチャードはコラボレーションによるニュー・シングル“Back In The Game”の音源が公開されている。
ニュー・シングル“Back In The Game”はワープ・レコーズからのリリースとなっており、世界でも最初期のデジタル・エフェクツ機材であるH910ハーモナイザーが使われていて、トム・ヨークの広範な音域をさらに拡張し、彼の声を可変的な楽器のように操っている。
ミュージック・ビデオはアナログとデジタル技術を融合させた多面的なアプローチで知られるヴィジュアル・アーティスト、ジョナサン・ザワダが手掛けており、ジョナサン・ザワダはマーク・プリチャードとの10年以上にわたってコラボレーションを続けており、『アンダー・ザ・サン』のリリース時にも、ヴィジュアルやインスタレーションを手掛けている。
“Back In The Game”のミュージック・ビデオはこちらから。
プレス・リリースでジョナサン・ザワダは次のように語っている。「“Back In The Game”のデモを初めて聴いたとき、狂気じみたベースラインに衝撃を受け、映画『ステイン・アライブ』でジョン・トラボルタがニューヨークの街を自信満々に闊歩するラストシーンを思い起こした。より不穏な雰囲気を伴っていたけどね」
「次第に、巨大なパレード用の頭部を被り、狂気の表情を浮かべたキャラクターが、攻撃的なのか祝祭的なのかわからないまま、終わりなき行進を続けるビジュアルが浮かび上がった。歌詞に注意を払うほど、詳細が明らかになり、建物の中からあらゆるものが窓から投げ出され、巨大な焚き火に投げ込まれる中、多くのキャラクターが行進するパレードの全体像が形成された」
「最終的に“Back In The Game”の映像は文明が徐々に衰退する中で行われる盲目的な祝祭、いわば退行を通じた進化のようなものを描いた。これに重ねて、私たちが集合的な文化的表現にどのように価値を置き、21世紀の主要な文化的変化にどのように対峙するかを探求してみたんだ」
昨年10月、トム・ヨークはソロ・ツアーの初日となったニュージーランドのクライストチャーチにあるウルフブルック・アリーナで行われた公演で“Back In The Game”を初披露している。
トム・ヨークとマーク・プリチャードは2016年発表のアルバム『アンダー・ザ・サン』収録の“Beautiful People”でもコラボレーションしている。トム・ヨークとマーク・プリチャードはコラボレーションによるフル・アルバムに取り組んでいるとも報じられているが、現時点で詳細は明らかになっていない。
昨年、トム・ヨークはファンがレディオヘッドの復帰を望もうが気にしないと語っている。
オーストラリアの媒体『ダブルJ』でレディオヘッドの今後に対してファンから期待が寄せられていることを訊かれたトム・ヨークは次のように答えている。「それは知らないし、まったく気にもかけていないんだよね」
インタヴューでトム・ヨークはレディオヘッドが現時点でプライオリティのトップではないと語り、個々のプロジェクトに集中する余裕と自由をもうけていると述べている。「誰も傷つけるつもりはないし、気にかけてくれていることには感謝しているよ。でも、僕たちは、自分たちを説明したり、何をすべきかという誰かのこれまでの考えに答えたりすることなく、自分たちにとって意味のあることをする権利を得たと思うんだ」
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