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Photo: GETTY
カニエ・ウェストは先週ソーシャル・メディアへの投稿が物議を醸したことを受けて、タレント・エージェンシーから契約を解除されたことが明らかになっている。
『ヴァラエティ』誌によれば、カニエ・ウェストはロサンゼルスを拠点とするタレント・エージェンシーである33&ウェストから契約を解除されたという。33&ウェストではダニエル・マッカートニーがカニエ・ウェストの代理人を務めていたが、ダニエル・マッカートニーはソーシャル・メディアで彼とエージェンシーがカニエ・ウェストとの関係を断ったことを発表している。
ダニエル・マッカートニーはインスタグラムのストーリーでカニエ・ウェストとの契約解除について「即刻適用される」として、「私も33&ウェストも支持することのできない、弊害のあるヘイトに満ちた発言のため」と説明している。
米『ローリング・ストーン』誌はカニエ・ウェストが経営するイージーの従業員も無礼な投稿を受けて退職していると報じている。一時期イージーのチーフ・オブ・スタッフを務めていたエリック・ツイという人物は退職について次のように述べている。「イージーで働くことは大好きでした。あなたの夢を信じていたからです。言論の自由も信じています。だから、私は言論の自由を女性や子どもに対する暴力や犯罪は間違っていると言うことに使いたいと思います」
カニエ・ウェストは先週ショーン・“ディディ”・コムズやクリス・ブラウンを支持する一連のツイートを投稿しており、ショーン・“ディディ”・コムズについては性的虐待の告発が続く中で釈放を求めていた。
加えてカニエ・ウェストは妻のビアンカ・センソーリに対する「支配権」も主張しており、かつての反ユダヤ主義的な発言に対する謝罪も撤回して、自らを「ナチス」と評している。
カニエ・ウェストは「アイ・ラヴ・ヒトラー」ともツイートしており、イーロン・マスクには「ツイッター上でこれまででも最も輝いている人物」と賛辞を寄せ、すべての人々が彼のことを尊敬していると述べている。イーロン・マスクは先日ドナルド・トランプ大統領の就任イベントでナチス・ドイツのような仕草をしたことで批判が寄せられている。
その後、カニエ・ウェストはイージーのウェブサイトを一掃して、「HH-01」と記載された胸に大きな鉤十字が描かれた白いTシャツのみを販売している。このTシャツの価格は20ドルで、「HH-01 」という商品名は、ナチスのジェスチャーに使われる 「ハイル・ヒトラー 」にちなんでいるのではと見られている。
これを受けてカニエ・ウェストのツイッター・アカウントは凍結されており、ショピファイもカニエ・ウェストのサイトを閉鎖している。
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