![](https://nme-jp.com/nmesite/wp-content/uploads/2025/02/kendrick-lamar-protestor-super-bowl2000x1270-1-720x457.jpg)
Photo: GETTY
ケンドリック・ラマーは2025年のスーパーボウルのハーフタイム・ショーでダンス・クルーがパレスチナの国旗を掲げたことで警備員によって捕まり、フィールドの外に出されたことが明らかになっている。
ケンドリック・ラマーのパフォーマンスは400人強のダンサーやモデルが出演したものとなっており、パフォーマンスの終盤、ニューオーリンズのスーパードームのフィールドには出演者の多くが登場して、ケンドリック・ラマーがDJマスタードと共に“TV Off”を披露する展開となっていた。
出演者の大半は黒ずくめの衣装を着用していたが、パフォーマンスの最後、ダンス・クルーの一人は「スーダン」と「ガザ」と描かれたパレスチナの国旗を広げている。彼はステージを飛び降りて、旗を掲げながらフィールドを駆け回っている。
正体不明のこの男性は警備員によって取り押さえられた後にフィールドの外に出されることとなっている。
その時の模様はこちらから。
A man performing during the Kendrick Lamar halftime concert at #SuperBowl LIX unfurled a Palestinian flag and was chased off stage and finally tackled and removed by security. #SBLIX #Palestine pic.twitter.com/sU8jl1eyE3
— Diya TV (@DiyaTV) February 10, 2025
NFLのスポークスパーソンはこの出来事についてNBCに対して以下のコメントを寄せている。「旗を掲げた人物を素早く拘束した警備員を称賛したいと思います。彼は400人のフィールド・キャストの一人でした。この人物は所持していたものを隠し、ショーの終盤で出してきました。制作に関わった人間は誰一人として彼の意図を把握していませんでした」
ダンサーがこの行為でどのような処分を受けるかは現時点で判明していない。
ケンドリック・ラマーはシザ、セレーナ・ウィリアムズ、サミュエル・L・ジャクソンと共にスーパーボウルのハーフタイム・ショーを披露している。
ケンドリック・ラマーはパフォーマンスの中で何度かドレイクを揶揄しており、“Not Like Us”をプロモーションしたユニバーサル・ミュージック・グループに訴訟を起こしたドレイクをからかっている。
ケンドリック・ラマーは途中で次のように冗談を飛ばしている。「大好きな曲を演奏したいんだけど、あいつらが訴えるのが大好きなのは知っているだろ」
先日、ケンドリック・ラマーはグラミー賞で最多受賞となっており、“Not Like Us”で最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞のほか、最優秀ラップ・パフォーマンス賞、最優秀ラップ・ソング賞、最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞している。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.