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エアロスミスのフロントマンであるスティーヴン・タイラーは声帯の損傷のためにバンドがツアーから引退した後、初めてステージに復帰している。

スティーヴン・タイラーによるチャリティ・イベント「ジャム・フォー・ジェニー」は現地時間2月2日にグラミー賞授賞式の鑑賞会と共に開催されており、スティーヴン・タイラーのパフォーマンスで幕を閉じている。

スティーヴン・タイラーはエクストリームの“More Than Words”とエアロスミスの“Toys in the Attic”と“Dream On”を披露したほか、“Sweet Emotion”、“Walk This Way”、レッド・ツェッペリンの“Heartbreaker”を演奏している。チャリティ・イベントにはリンダ・ペリー、マーカス・キング、ジェシー・J、ビリー・アイドル、スティーヴ・スティーヴンス、ジョーン・ジェットらが出席している。

ファンが撮影したパフォーマンス映像はこちらから。

「ジャム・フォー・ジェニー」の収益は虐待やネグレクトのトラウマに苦しむ少女たちの支援、ロサンゼルスの山火事の支援に寄付される。消防士の未亡人・孤児・障害者ファンドやロサンゼルス消防局財団を通じて100人以上の消防士が会場には招待されている。

エアロスミスは昨年、スティーヴン・タイラーの声帯の深刻な損傷のためにツアーから引退することを発表している。最後のライヴは2023年9月にニューヨーク州エルモントにあるUBSアリーナで行われた公演だったが、これが最後のライヴになるとは誰にも分かっていなかった。

エアロスミスがツアーから引退することを発表したことを受けて、クイーンのギタリストであるブライアン・メイは「涙することになった」と述べている。また、サミー・ヘイガーはバンドとの長い経緯を振り返りながら「大きな損失」だと語っている。

トム・ハミルトンは昨年ツアーから引退するという決断について次のように説明している。「決断はバンドを含めたチームと支えてきてくれたマネージメントとすることになった。今後がどうなるかは分からないけど、ツアーはもうないと思う」

将来的に代わりのヴォーカリストを迎えてツアーに出ることを検討するかどうかを尋ねられると、トム・ハミルトンは即座にその考えを否定している。「別のシンガーとツアーに出るという話はまったくないね。想像さえできないよ」

その後、トム・ハミルトンはクローズ・エネミーズという新バンドと活動を行うことを発表している。

クローズ・エネミーズにはドラマーのトニー・ブロック、シンガーのチェイセン・ハンプトン、ギタリストのピーター・ストラウドとトレース・フォスターが参加している。

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