ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーはマリアンヌ・フェイスフルの訃報を受けて追悼の意を表している。
訃報はマリアンヌ・フェイスフルのスポークスパーソンによって発表されており、次のように述べている。「深い悲しみと共にシンガー、ソングライター、女優のマリアンヌ・フェイスフルが亡くなったことを発表します。マリアンヌ・フェイスフルは愛する家族に囲まれてロンドンで本日、穏やかに亡くなりました。彼女は深く惜しまれることになるでしょう」
ミック・ジャガーとマリアンヌ・フェイスフルは1966年から1970年にわたって交際しており、その私生活は世間の大きな関心を集めることになった。
マリアンヌ・フェイスフルはバンドの「ミューズ」だったと考えられており、“You Can’t Always Get What You Want”や“Wild Horses”などの曲にインスピレーションを与えたと見られている。
今回、ミック・ジャガーは2人の写真をインスタグラムに投稿して、次のように述べている。「マリアンヌ・フェイスフルの訃報を聞いて、本当に悲しい。彼女はかなり長い間、私の人生の多くを占めていた。彼女は素晴らしい友人にして、美しいシンガーであり、偉大な女優だった。彼女はずっと忘れられることはないだろう」
バンドとしてもザ・ローリング・ストーンズは追悼の意を表しており、キース・リチャーズはツイッターで次のように述べている。「マリアンヌ・フェイスフルの家族に心からのお悔やみを! 本当に悲しいし、惜しむことになるだろう。愛を、キース」
ロニー・ウッドもインスタグラムで「マリアンヌ・フェイスフルは深く惜しまれることになるだろう。彼女に神の御加護を」と述べている。
My heartfelt condolences to Marianne’s family! I’m so sad and will miss her!!
Love, Keith
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Photo: J.Bouquet pic.twitter.com/shgcKmQPkf— Keith Richards (@officialKeef) January 30, 2025
1946年にロンドンで生まれたマリアンヌ・フェイスフルはレディングで育ち、ティーンエイジャーの時にロンドンに戻ってきている。彼女はザ・ローリング・ストーンズのマネージャーだったアンドリュー・ルーグ・オールダムとほどなく出会い、ミック・ジャガーとキース・リチャーズが作曲した“As Tears Go By”が最初のヒット曲となっている。“As Tears Go By”は全英チャートでトップ10入りを果たしたが、マリアンヌ・フェイスフルは当時まだ17歳だった。
その後、マリアンヌ・フェイスフルは1965年にアーティストのジョン・ダンバーと結婚したが、翌年、夫の下を去り、ミック・ジャガーと交際している。ミック・ジャガーと過ごした時期は彼女がコカインの依存症になった時期と重なり、1968年にはアイルランドの旅行先から帰る際に娘を死産している。
ミック・ジャガーと破局した後はドラッグの依存症に苦しみ、アーティストとしての活動を休止していた時期もあったが、1979年発表の『ブロークン・イングリッシュ』で再び批評家の称賛を浴び、グラミー賞にノミネートされている。
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