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ボブ・ディランは亡くなったザ・バンドのマルチ・インストゥルメンタリストだったガース・ハドソンに追悼の意を表している。

結成メンバーで、最後の存命のメンバーだったガース・ハドソンは現地時間1月21日に亡くなっている。享年87歳だった。ガース・ハドソンは暮らしていた老人ホームで眠るように静かに息を引き取ったという。死因については明らかにされていない。

今回、ボブ・ディランはソーシャル・メディアでかつてコラボレーションしたガース・ハドソンを称えている。ザ・バンドはボブ・ディランがエレクトリックになった時にバック・バンドを務めたことで脚光を浴びることになった。当時はザ・ホークスという名前で、ザ・バンドに改名してまもなく袂を分かつことになったが、両者の親交は続き、ボブ・ディランはザ・バンドのフェアウェル・コンサートにも参加している。このコンサートはマーティン・スコセッシ監督によって1978年に『ザ・ラスト・ワルツ』という形で映画化されている。

ボブ・ディランは現地時間1月27日に次のようにツイートしている。「ガース・ハドソンの訃報を聞いて残念だ。彼は美しい人物で、ザ・バンドの真の原動力だった。“The Weight”のオリジナル・レコーディングを聴けば、分かってもらえるはずだ」

ガース・ハドソンは1994年にロックの殿堂入りを果たしており、2008年のグラミー賞で生涯功労賞を受賞している。

ザ・バンドは1968年から1977年の間に7枚のアルバムをレコーディングしており、1969年発表のセルフタイトル作と1970年発表の『ステージ・フライト』は全米トップ10入りを果たしている。1983年の再結成以降では3枚のアルバムをリリースしている。

一方、ボブ・ディランはティモシー・シャラメが主演を務めた映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』がアカデミー賞で作品賞を含む8部門にノミネートされている。

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