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アデルが短期間住んだウェスト・サセックスの邸宅の所有者であるニコラス・サットンはアデルが家に「幽霊が出る」と発言したことで売却に苦戦していることを明かしている。

グラミー賞も受賞しているアデルはウェスト・サセックスにある600万ポンド(約11億5000万円)の邸宅「ロック・ハウス」に6ヶ月間住んでいたが、家に幽霊が出ると発言したことで、この物件の購入希望者は怖気づいてしまうことになったという。

ニコラス・サットンは10部屋のベッドルームがあるこの物件を売却するのに苦戦しており、アデルの発言によって売れなくなってしまったため、物件をアパートメントに変える許可を求める申請書を提出している。

ホーシャム地方議会に提出された申請書の中でニコラス・サットンは2003年に購入する前、70年代にはこの物件は修道院だったと述べている。

2012年にCBSの『60ミニッツ』でアンダーソン・クーパーのインタヴューを受けたアデルは自宅を公開して、幽霊が出るとは言わなかったものの「すごく怖い」と発言している。しかし、イギリスのタブロイド紙はアデルが自宅に幽霊がいると信じているという記事を掲載することとなり、『ハロー!』誌による「幽霊がいる有名人のお宅」リストにも掲載されることとなっている。

ニコラス・サットンは物件の購入希望者がアデルの発言のせいで興味をなくしてしまうとして、次のように語っている。「残念ながらCBSのインタヴューでアデルは幽霊がいると考えているような発言をしてしまいました。この発言はその後のマーケティングに悪影響を与えることとなり、今日まで物件の評判に影響を及ぼしています」

ニコラス・サットンはサヴィルズやストラット&パーカーといった「トップ・エージェントを通して売りに出して」「14年間にわたって積極的に売却しようとしてきた」と述べている。

ニコラス・サットンは購入の申し込みを受けるのに苦戦してきたとして次のように述べている。「長年の中で唯一受けたオファーは2020年8月のもので、購入希望者はアデルが入居中に公の場で幽霊がいると言ったことを知って、申し込みを引き下げてしまいました」

所有者のニコラス・サットンはホーシャム地方議会に邸宅をアパートメントに変える許可を求めており、申請は「13年以上にわたる市場テストの集大成」であり、邸宅が現状のままでは「需要がない」ことを強調している。

「この提案はロック・ハウスの歴史的意義を保ちつつ、必要とされる住宅を供給するという最適な利用方法を提供するものです」とニコラス・サットンは述べている。「これは歴史的建造物の保護と住宅政策の両方に沿った、細やかでバランスの取れた持続可能な解決策です。この重要な歴史的資産の長期的な保護と活性化を約束してくれるものです」

アデルについてはラスベガスの連続公演を収録した限定のアナログ盤ボックスセットが発売されることが発表されている。

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