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グリーン・デイは南アフリカで行ったコンサートでイーロン・マスクの名前を挙げて批判している。

現地時間1月19日、グリーン・デイは今年最初の公演を南アフリカはヨハネスブルグのFNBスタジアムで行っている。

フロントマンのビリー・ジョー・アームストロングは“American Idiot”でテスラのオーナーであるイーロン・マスクを揶揄するために歌詞を変更することとなっている。

南アフリカのプレトリア出身であるイーロン・マスクは昨年ドナルド・トランプ大統領の政権復帰に尽力して、アメリカ大統領候補として支持していた。その結果、イーロン・マスクは政府効率化省のトップに就くこととなっている。

ビリー・ジョー・アームストロングは元々「redneck agenda」だった部分を差し替えて「I’m not a part of the Elon agenda(イーロン・マスクのアジェンダには乗っからない)」と“American Idiot”で歌っている。

観客が撮影した映像はこちらから。

グリーン・デイは2023年の大晦日に出演した『ディック・クラークス・ニュー・イヤーズ・ロッキン・イヴ』でも歌詞をドナルド・トランプへの批判として「I’m not a part of the MAGA agenda」に変更していた。

それを受けてイーロン・マスクは「グリーン・デイは体制に対して怒っていたのが腰抜けにも体制のために怒るようになってしまった」とツイートして、揶揄していた。

このツイートを受けてマイク・ダーントは『インディペンデント』紙に次のように語っている。「イーロン・マスクはまさに体制だよ。他に何も思いつかないね。インターネット上でバカなことを恥ずかしげもなく言うだろ。なんでもかんでもね。あれは発表から20年になる曲で、俺たちはグリーン・デイだからね。何を期待しているんだ?」

グリーン・デイがドナルド・トランプにジャブを浴びせるのは初めてではなく、2016年のアメリカン・ミュージック・アウォーズでは当時、大統領選挙候補者だったドナルド・トランプへの抗議として「No Trump, no KKK, no fascist USA」のチャントを起こしている。

2023年8月にはグリーン・デイはドナルド・トランプ元大統領のマグショットを使ったTシャツを期間限定でチャリティのために販売している。

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