エアロスミスのベーシストであるトム・ハミルトンは新バンドであるクローズ・エネミーズのデビュー・シングルを公開している。
昨年、トム・ハミルトンによって初公開されたクローズ・エネミーズはTLG|ROCKと契約して、アメリカ・ツアーをスタートさせている。それに際してブルースの影響を受けたデビュー・シングル“Sound Of A Train”が公開されている。アルバムもリリースされると見られるが、タイトルやリリース日については現時点で明らかにされていない。
ツアーは1月8日のフィラデルフィア公演からスタートしており、1月29日のセントルイス公演で締めくくられる予定となっている。
“Sound Of A Train”の音源はこちらから。
TLG|ROCKのCEOであるデニー・サンダースは次のように語っている。「いい友人であるオーヴァーホールというバンドのアンディ・ギャラガーが音源を送ってくれたんだ。ものすごく気に入って、誰がバンドにいるのか調べてみたら、二重の喜びだったんだよ。TLGでクローズ・エネミーズと仕事をできることに興奮しています」
トム・ハミルトンは昨年9月に新バンドを結成することを発表しており、メンバーはドラマーのトニー・ブロック、ギタリストのピーター・ストラウドとトレース・フォスター、シンガーのチェイセン・ハンプトンという布陣となっている。
先日、トム・ハミルトンはエアロスミスの今後の活動について語り、スティーヴン・タイラーが望むのであれば何かをやってみたいと語っている。
エアロスミスは昨年、スティーヴン・タイラーの声帯の深刻な損傷のためにツアーから引退することを発表している。
最後のライヴは2023年9月にニューヨーク州エルモントにあるUBSアリーナで行われた公演だったが、これが最後のライヴになるとは誰にも分かっていなかった。
トム・ハミルトンはボストンのラジオ局「WBUR」で今後の活動について語り、スティーヴン・タイラーは順調に「回復傾向」にあるが、バンドが新たな発表をする可能性は低いと述べている。
「スティーヴン・タイラーはすごく順調に回復傾向にあるんだけど、自分のペースで進んでいるんだ」とトム・ハミルトンは語っている。「エアロスミスとして将来的に何かをやるかもしれないけど、それは大きな『イフ』であり、最もやりたくないことはスティーヴン・タイラーをそっちに押しやることなんだよね。今後なにかをやるとしたら、彼からだろうね」
トム・ハミルトンは昨年バンドが再始動する可能性について10段階で訊かれた時に次のように語っている。「希望的に言えば、7〜9の間だね。今後ツアーをすることはないだろうけど、別の種類の機会はあり得るんじゃないかという希望は常に持っているよ」
「雲行きが怪しくなるのは初めてじゃないからね。そこから太陽が顔を出すんだよ。今は時間と希望しかない」としつつも、トム・ハミルトンはラスベガスでの連続公演の可能性については否定している。
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