アークティック・モンキーズの諸作を手掛け、シミアン・モバイル・ディスコの一員であるジェームス・フォードは白血病であることを明かしている。
ジェームス・フォードは公式のインスタグラムで点滴につながれた注射器を持っている医師の写真を公開している。キャプションでジェームス・フォードはクリスマスの時期に体調を崩して、ホリデーに際して燃え尽き症候群ではないかと疑っていたことを明かしている。
「クリスマス・イヴの日に事態は悪い方に向かうことになった」とジェームス・フォードは述べている。「数週間にわたって具合が悪くて、何が問題なのか分からなくて怖かったけど、ようやく診断が出ることになった」
ジェームス・フォードは急性骨髄性白血病と診断されたことを明かして、大きなショックを受けたと説明している。「頭ではどれだけ深刻なことかは明白だけれど、治る病気であり、今日からかなり積極的な化学療法を始めているよ」
「白血病治療の世界的権威であるバーツ病院に入院している。素晴らしいNHSには見事な治療をしてもらっている。当初はカンタベリー病院に入院していたんだけど、先週バーツ病院に移ったんだ。この先が険しい道であることは重々承知しているけれど、私は自信に満ちていて、闘う準備ができている。6~8カ月後には最初の治療から解放されることを願っているよ」
ジェームス・フォードは診断を受けて「仕事の予定をなくさなければならなかった」として、「関わることを熱望する面白い多くの音楽的プロジェクト」を中断しなければならなかったと述べている。ジェームス・フォードは「非常に残念 」だが、一緒に仕事をするはずだったアーティストたちは「後任が誰であれ素晴らしいレコードを世に送り出すだろうし、彼らの成功を願っている」と述べている。
ジェームス・フォードは次のように締めくくっている。「ゆっくりとスタジオに戻って、再び自分にとって大切な音楽に取り組めることを本当に楽しみにしている。この困難な時も支えてくれる家族や友人、仲間に心からの感謝を表明したい。特に妻のセリーンと見事に僕の面倒を看てくれるNHSのスタッフにね。愛を」
1978年12月11日生まれのジェームス・フォードは過去20年間で最も影響力のある需要の高いプロデューサーの一人となっている。彼はシミアンというバンドの結成メンバーでもあり、そこから派生してシミアン・モバイル・ディスコも生まれている。
ジェームス・フォードはクラクソンズが2007年に発表した『近未来の神話』をプロデュースしており、同作はマーキュリー・プライズを受賞している。アークティック・モンキーズは『フェイヴァリット・ワースト・ナイトメアー』からアルバムのプロデュースに参加しており、その後すべてのアルバムを手掛けている。
他にもジェームス・フォードはフローレンス・アンド・ザ・マシーンの『セレモニアルズ』、ハイムの『デイズ・アー・ゴーン』、ザ・ラスト・ディナー・パーティーの『プレリュード・トゥ・エクスタシー』、ベス・ギボンズの『ライヴス・アウトグロウン』、フォンテインズD.C.の『ロマンス』といった作品を手掛けている。
ジェームス・フォードは2023年にソロ・アルバム『ザ・ハム』をリリースしている。
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