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アンドレ3000、ジュリア・ホルターらはロサンゼルスの山火事の被災者を支援するための新しいコンピレーション・アルバムに楽曲を提供している。

1月7日から始まった大規模な山火事は15万人以上の住民が避難を余儀なくされており、現在までに27人の死亡が確認され、20人以上の行方不明者が報告されている。

現地時間1月17日、リーヴィング・レコーズは山火事の被災者を支援する資金を募るためにコンピレーション・アルバムをリリースすることをソーシャル・メディアで発表されている。アルバムは『ステイング:リーヴィング・レコーズ・エイド・トゥ・アーティスツ・インパクテッド・バイ・ザ・ロサンゼルス・ワイルドファイアズ』と題されている。

アルバムは98曲、6時間51分に及ぶもので、アンドレ3000、ジュリア・ホルター、レジー・ワッツ、ジョン・キャロル・カービーらが参加している。収録曲の大半は未発表曲で、コンピレーションはアンドレ3000による9分近い楽曲“This Is Where My Room Used To Be”で締めくくられている。

リーヴィング・レコーズのバンドキャンプのページで創業者のエメット・シューメイカーはアルバムの購入金額の50%が「支援が必要なロサンゼルスのアーティストや音楽仲間に細心の注意を払って手作業で配分され」、残りの50%は「火災の被害を受けた黒人の離散家族やコミュニティにできるだけ公平に分配される」という。

アルバムはストリーミング・サービスでは公開されず、バンドキャンプでデジタルで購入するか、アナログ盤で購入する形となる。

ロサンゼルスの山火事の被災者を支援する試みは様々なものが発表されており、ビヨンセは自身の非営利団体「ビーグッド」を通して山火事の救済ファンドに250万ドル(約3億9000万円)を寄付することを発表しているほか、メタリカは50万ドルを寄付している。また、イーグルスは「ファイアー・エイド」に250万ドルを寄付している。

一方、フー・ファイターズのデイヴ・グロールは自身の誕生日にロサンゼルスの山火事で避難生活を余儀なくされている家族のために食事を提供している。

ロサンゼルスの山火事を受けてチャリティ・コンサート「ファイアー・エイド」が開催されることが決定している。このコンサートはアーヴィング・エイゾフの一家がプロデュースするもので、競合他社であるライヴ・ネイションとAEGが共催となり、1月30日にロサンゼルスのインテュイット・ドームとフォーラムで開催される。

コンサートにはオリヴィア・ロドリゴ、ビリー・アイリッシュ、スティーヴィー・ニックス、グリーン・デイらが出演することが発表されている。

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