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グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングはロサンゼルスの山火事の被害を受けた人々を支援することを呼び掛けて、山火事に関する「ひどい投稿」を批判している。

ビリー・ジョー・アームストロングは1月15日にロンドン北部のO2イズリントン・アカデミーで行われたザ・カヴァーアップスの貴重なライヴで自身の思いを語っている。

「あらゆる人々のことを心に留めておいてほしいと伝えたかったんだ。そして、手を差し伸べたりすることを恐れないでほしい」とビリー・ジョー・アームストロングは最後の曲となった“(What’s So Funny ‘Bout) Peace, Love And Understanding”の前に観客に語っている。

「分からないけど……これは長く続くことになると思う」とビリー・ジョー・アームストロングは続けている。「具体的に今みんなにできることがどんなことなのかは分からない。インターネットではいろんなことが言われていて、ひどい投稿もあったりするからね」

カリフォルニア州オークランド出身のビリー・ジョー・アームストロングは最後の曲を次のように紹介している。「この曲はロサンゼルスの山火事の被害者に捧げたい。“Peace, Love And Understanding”という曲だよ」

“(What’s So Funny ‘Bout) Peace, Love, and Understanding”はニック・ロウが書いた曲で、1974年にブリンズリー・シュウォーツによってリリースされている。同曲はエルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズがカヴァーしたヴァージョンが有名で、1979年には『アームド・フォーセス』のアメリカ盤に収録されている。

観客が撮影したライヴの映像はこちらから。

現地時間1月7日に始まった山火事は1月16日時点で25人が亡くなっており、18万人の住民が避難して、12000棟の建物が焼失したとされている。

多くのミュージシャンや有名人が山火事の被害を受けており、パリス・ヒルトンはテレビ番組で自宅が全焼するのを目撃したことについて語っている。アイアン・メイデンのギタリストであるエイドリアン・スミスやジェネイ・アイコも山火事で自宅を失っている。

多くのレコーディング施設も失われることとなっており、ボブ・クリアマウンテンはパリセーズにあったミックス・ディス!・レコーディング・スタジオを失ったほか、ダイヴのザッカリー・コール・スミスは自宅が火災に見舞われ、すべての機材を失ったため、支援を募る取り組みが立ち上げられている。

ザ・カヴァーアップスはこの日、デヴィッド・ボウイザ・ストロークスニルヴァーナ、ザ・クラッシュ、ジ・アンダートーンズなど、26曲のカヴァー曲を披露している。

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