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モトリー・クルーのドラマーであるトミー・リーはロサンゼルスの山火事の最中に自身のリリースやツアーのプロモーションを行うアーティストを批判している。

現地時間1月7日に始まった山火事はこれまで24人が亡くなっており、18万人の住民が避難して、12000棟の建物が焼失したとされている。

今回、トミー・リーはインスタグラムで次のように述べている。「多くの人がソーシャル・メディアでひどいことを投稿しているのを見て、うんざりしているんだ。多くの人がこれまででも最も大きい災害の一つの渦中にある中でレコードのリリースや次のコンサートがいつになるかなんて誰も気にしない」

トミー・リーは次のように続けている。「空気を和らげるものがいつだって必要なのは分かるけど、なんてことなんだ。そんなことは置いておいて、立ち止まって、助けを必要としている人を見てみればいい」

ロサンゼルスの山火事を受けて発表を延期するアーティストもいて、ナイン・インチ・ナイルズは「人々が今起きていることに対処していることを受けて」2025年のツアーの発表を「中止」している。ビヨンセも1月14日に予告していた発表を延期することを表明している。

ビヨンセは先立って「ビーグッド」を通じて山火事の救済ファンドに250万ドル(約3億9000万円)を寄付することも発表している。メタリカもロサンゼルスの山火事の支援として50万ドルを寄付している。

先週、ビヨンセの母親であるティナ・ノウルズはマリブのバンガローを焼失したことを明かしている。「大好きな場所で、聖域で、神聖な幸せの場所でした。今やそれもなくなってしまいました」

ザ・ウィークエンドは「ロサンゼルス郡の人々への敬意と配慮から」ニュー・アルバム『ハリー・アップ・トゥモロー』のリリースを延期している。

楽器店のギター・センターはロサンゼルスの山火事の被害を受けたミュージシャンに対して代わりの楽器や機材を支給するプログラムを行うことも発表している。

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