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楽器店のギター・センターはロサンゼルスの山火事の被害を受けたミュージシャンに対して代わりの楽器や機材を支給するプログラムを行うことを発表している。

先週からロサンゼルスでは複数の地域で山火事が発生しており、18万人以上の近隣住民が避難を余儀なくされている。CNNによる記事執筆時の報道によれば、24人の死亡が確認され、16人が行方不明となっている。

週末にギター・センターは2月28日まで実施される新しい取り組みを発表している。ギター・センターとギター・センター・ミュージック・ファウンデーションは共同で、被害を受けたミュージシャンや音楽プログラムを支援するため、代わりの楽器や機材を支給する助成を行うことを発表している。

助成を受けるにはいくつかの条件があり、ミュージシャンや音楽プログラムがロサンゼルスを拠点としていて、申請には紛失や住所を証明するものや口座開設が必要となる。

申請資格として音楽プログラムは以下のいずれかの条件に分類されなければならないという。生徒が音楽を制作する校内音楽クラス、学校が運営しない放課後音楽プログラム、地域社会に音楽指導を提供する地域音楽プログラム、参加者が積極的に音楽を制作する音楽療法プログラム。

助成は金銭では支給されず、楽器や機材で提供される。さらに申請1件につき1500ドルの上限がもうけられている。

多くのミュージシャンや有名人が山火事の被害を受けており、パリス・ヒルトンはテレビ番組で自宅が全焼するのを目撃したことについて語っている。アイアン・メイデンのギタリストであるエイドリアン・スミスやジェネイ・アイコも山火事で自宅を失っている。

多くのレコーディング施設も失われることとなっており、ボブ・クリアマウンテンはパリセーズにあったミックス・ディス!・レコーディング・スタジオを失ったほか、ダイヴのザッカリー・コール・スミスは自宅が火災に見舞われ、すべての機材を失ったため、支援を募る取り組みが立ち上げられている。

1月30日にはロサンゼルスのインテュイット・ドームで「ファイアー・エイド」と題されたチャリティ・コンサートが開催されることも決定している。ラインナップは現時点で発表されていない。

また、チャーリーXCXは彼女に服を送ってくるブランドに対してロサンゼルスの山火事の被害を受けた人々に寄付するように促している。

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