Photo: Perou

ライド/オアシスのアンディ・ベルはゲム・アーチャー参加のソロ・アルバム『ピンボール・ワンダラー』をリリースすることを発表している。

アンディ・ベルは通算3作目となるソロ・アルバムを2月28日にリリースすることを発表している。

アルバムからはザ・パッションズが1981年に発表したシングル“I’m in Love With A German Film Star”のカヴァーである“I’m In Love…”が公開されている。このカヴァーにはヴォーカルでドット・アリソン、ギターにノイ!のミヒャエル・ローターが参加している。

「ライドのサウンドチェックのたびにこの曲のギター・パートを弾いていた時期があったんだ」とアンディ・ベルは“I’m In Love…”について説明している。「エロール・アルカンはずっと『これがシューゲイザーの原型だ』と言っていてね。僕もそう思うよ」

「ドット・アリソンは前からの友人なんだ。ある年代の多くの人と同じようにワン・ダヴが大好きだし、2004年にスウェーデンのクラブ・イベントで彼女をDJとしてブッキングした時にモーターヘッドの“Ace Of Spades”を午前3時にかけていて、友人になったんだ。彼女の最新作『コンシャソロジー』でもギターを弾いたから、そのお返しだよね」

「そして、すごいことにノイ!のミヒャエル・ローターも参加してくれることになった。昨年2月にバービカンのライヴで彼と会って、リミックスを依頼したら、ギターを弾いてくれることになった。そのおかげですべてが新次元になった」

「翌朝、ツアーに出発する予定だったので、出発前にシングルをミックスしなければならないことは分かっていたんだけど、ミックスでミヒャエル・ローターのギターを聴いたら、信じられないような感じだったよ。夜中までレコーディングとミキシングを続ける気力が出たよね」

全8曲収録のアルバムには共に1999年から2009年までオアシスに在籍したゲム・アーチャーが参加している。アンディ・ベルとゲム・アーチャーに関しては今年行われるオアシスの再結成公演に参加するのではないかと噂されている。

アルバムは半ば完成していた状態から昨年の夏に「一晩の激しいセッション」で完全にレコーディングされ、ミックスされたもので、「典型的な深夜のレコード」と評されている。

「サイケデリックなメロディーとカンからザ・ストーン・ローゼズのグルーヴ、アーサー・ラッセル風の実験的なテクスチャーをミックスしたもので、ヘッドフォンでのディープ・リスニングにも、クールなダンスフロアにも最適だよ」とアンディ・ベルは語っている。

アンディ・ベルは「ターンスタイルの『グロウ・オン』の影響で曲が短くなった」とも語っている。“Madder Lake Deep”は「水彩画のコクトー・ツインズ」と評されており、“Apple Green UFO”では『ザ・シンプソンズ』や『ET』についても言及されている。

「アコースティックのリフがあって、レッド・ツェッペリンのフォーク版みたいな感じだったんだけど、それをセルジュ・ゲンスブールの世界に持ち込んで、アブサンを飲ませたんだ」とアンディ・ベルは“Apple Green UFO”について説明している。

アルバムのトラックリストは以下の通り。

‘Panic Attack’
‘I’m In Love…’
‘Madder Lake Deep’
‘Apple Green UFO’
‘Pinball Wanderer’
‘Music Concrete’
‘The Notes You Never Hear’
‘Space Station Mantra’

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