Photo: GETTY

カニエ・ウェストは彼の活動を妨害しているとして再びアディダスを批判している。

カニエ・ウェストはインスタグラムにグーグルの検索結果でイージーを意図的に埋もれさせようとしているとしてアディダスを批判する長文を投稿している。

「YEEZY」で検索した際にイージーのサイトよりもアディダスのサイトのほうが上位に表示される検索結果のスクリーンショットを投稿して、カニエ・ウェストは自身のビジネスに打撃を与えるための戦術的な試みだと述べている。

カニエ・ウェストとアディダスはかつて提携関係にあったが、カニエ・ウェストの反ユダヤ主義的な発言によって提携関係には終止符が打たれることになり、複数の訴訟にまで発展することなった。それ以来、両者は数々の法廷闘争を行うこととなっている。

今回、カニエ・ウェストはインスタグラムで次のように述べている。「Yeezy.comをグーグル検索すると、アディダスのサイトのほうがイージーのサイトよりも先にくる。アディダスの人たち、こんなことは止めてくれ。私を妨害する動きは止めてほしい。私たちの提携関係は終わったんだ」

カニエ・ウェストは提携関係がうまくいかなかった理由に触れ、反ユダヤ主義的な発言の前から「デザインの盗用と弾圧」があったとする過去の主張を持ち出している。「君たちは私の口座を凍結した600億ドル企業だ。私は立ち直っている。こんなことは耐えられない」

「私は君たちのために驚異的な仕事をしたのに、自分の意見を言ったら、君たちは威嚇して弾圧してきた。あのツイートの前にデザインの盗用と弾圧のおかげでアディダスとの間に大きな問題を抱えていたことはみんな覚えている」

カニエ・ウェストはアディダスと契約を結んだフィアー・オブ・ゴッドのデザイナーであるジェリー・ロレンゾのことも批判して、デザインを盗用したとして「ダサく誠実さにかける」と述べている。

「私のハリウッド・ボウル公演の真似である彼のショウにも顔を出して、器の大きさを示していたが、もう誰のためにもそんなことはしない」として、カニエ・ウェストは自分とブランドのことを第一に考えると続けている。

「イージーを何よりも優先する。私の隣で写真を撮った人はみんな、自分の服のブランドや意図を持っていて、彼らは私の友達のように振る舞って、弱虫による偽のイージーのラインを宣伝していたんだ。彼らは決して王のために働こうとはしなかった。王を利用したかったんだ。他のどこよりも高い給料をもらって、イエスマンになって、取り組んできたことを私が達成できなかった時は喜んでいた。今や彼らも追放された」

カニエ・ウェストはアディダスと決別して、自身のプラットフォームを立ち上げてから得た経済的収益について概説している。「イージーのサイトは昨年1億ドルを売り上げて、それも6ヶ月しかなかった。Shopifyのアカウントをコントロールできるようにするために6ヶ月間閉鎖していたからね」

「私だけではこんなことはできないと信じ込ませようとしてきたが、100万足以上のポッズを売り、2年間の間に10もの他のスタイルに取り組んできた。イージーはみんなのためのものだ。それ以外のものは邪魔でしかない」

カニエ・ウェストは「反ユダヤ主義」という言葉は存在せず「事実ではない」と主張していたが、自身の発言で傷つけてしまった人々への「謝罪」を行っていた。先日、カニエ・ウェストはアディダスとのパートナーシップがなくなったことで「破産まであと2ヶ月」の状況にあるとも語っていた。

アディダスはカニエ・ウェストとのパートナーシップに関する数年の法廷闘争を経て、カニエ・ウェストと和解したことで1億ユーロの営業利益の引き上げに繋がることになると報じられている。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2025 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ