Photo: Steve Gullick

モグワイはニュー・シングル“Fanzine Made Of Flesh”がミュージック・ビデオと共に公開されている。

新曲“Fanzine Made Of Flesh”は1月24日にリリースされる通算11作目となるニュー・アルバム『ザ・バッド・ファイア』に収録される。

スチュアート・ブレイスウェイトは新曲について次のように語っている。「“Fanzine Made Of Flesh”は2023年の秋にフランツ・フェルディナンドのアレックス・カプラノスの家に泊まっていた時にブルックリンで書いたんだ」

「自分の頭の中ではABBA、スワーヴドライヴァー、クラフトワークを掛け合わせたようなサウンドなんだけど、滑稽な感じなんだ。当初はそのままのヴォーカルだったんだけど、レコーディングの最終日にヴォコーダーをかけたんだ。これまでとは違う曲だけど、その結果には満足しているよ」

“Fanzine Made Of Flesh”のミュージック・ビデオはこちらから。

“Fanzine Made Of Flesh”のミュージック・ビデオはアグネス・ハウスが監督を務めている。

「曲を送ってもらった時、歌詞が分からなかったから、タイトルの由来を知りたくなかった。すべて自分で繋ぎ合わせなければならない感じだった」とアグネス・ハウスは語っている。

「なんとなくホラーのトーンがあって、感情的なもつれ、90年代の奇妙なアート映画へのオマージュ、そしてノンバイナリーでありながらそれに気づかずに育つという自伝的なストーリーのある長編映画みたいな映像にしたかった。いつか長編映画として完成させるかもね」

新作についてモグワイは次のように述べている。「『アズ・ザ・ラヴ・コンティニューズ』をリリースしてハイになった後、その後の数年間は個人的に辛い日々だった。僕たちは、多くの喪失感と向き合ってきた。バリー・バーンズの場合は、娘の深刻な病気もあった。このアルバムを書き、レコーディングするために再び集まったことは、避難のように感じられたし、ジョン・コングルトンと一緒に特別なものを作れたと感じている。僕らの音楽が人生の辛い時期を乗り越えるのに役立ったという声をよく聞くが、今回ばかりは僕らにも当てはまると思う」

スチュアート・ブレイスウェイトは次のように続けている。「チャートに入るためにバンドやレーベルを始めたわけじゃないし、1位を取れるようなポジションになるとは誰も想像していなかった。今の義理の兄から400ポンドを借りて、僕らはレーベルを始めた。マーティン・ブロックの家族は、曲をレコーディングするためのスタジオ代を気前よく援助してくれた。僕らはただ、すごい音を出してジョン・ピールにレコードをかけてもらいたいと思っていた子供だった。驚いたことに、ジョン・ピールはレコードをかけ、あれこれあって、今のような状態になった」

モグワイは7年ぶりのジャパン・ツアーとなる来日公演が2025年3月に開催されることが決定している。

新作のトラックリストは以下の通り。

1. ‘God Gets You Back’
2. ‘Hi Chaos’
3. ‘What Kind of Mix Is This?’
4. ‘Fanzine Made Of Flesh’
5. ‘Pale Vegan Hip Pain’
6. ‘If You Find This World Bad, You Should See Some Of The Others’
7. ’18 Volcanoes’
8. ‘Hammer Room’
9. ‘Lion Rumpus’
10. ‘Fact Boy’

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