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エミネムはケンドリック・ラマーに賛辞を寄せて、2025年のグラミー賞はケンドリック・ラマーが席巻することになるだろうと語っている。

本名をマーシャル・ブルース・マザーズIIIというエミネムは「シリウスXM」のシェイド45におけるDJフー・キッドとのインタヴューでケンドリック・ラマーについて語っている。

エミネムはケンドリック・ラマーに賛辞を寄せて、2025年のグラミー賞でノミネートされている7部門すべてを受賞するのではないかと語っている。

「すごく厳しい争いだけどね」とこれまでに15個のグラミー賞を受賞しているエミネムは語っている。「ケンドリック・ラマーが一掃することになるんじゃないかな。そうなるだろうし、そうあるべきだよ」

第67回グラミー賞の授賞式は2月2日にカリフォルニア州ロサンゼルスのクリプト・コム・アリーナで開催される予定となっている。ケンドリック・ラマーは7部門にノミネートされており、ドレイクに向けた“Not Like Us”は最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀ラップ・パフォーマンス賞、最優秀ラップ・ソング賞、最優秀ミュージック・ビデオ賞の5部門にノミネートされている。

フューチャーとメトロ・ブーミンとのコラボレーションとなった“Like That”は最優秀ラップ・パフォーマンス賞と最優秀ラップ・ソング賞の2部門にノミネートされている。

ケンドリック・ラマーとエミネムは最優秀ラップ・パフォーマンス賞で争う形となっていて、エミネムは最新作『ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ(クー・ドゥ・グラス)』で最優秀ラップ・アルバム賞にもノミネートされている。

エミネムがケンドリック・ラマーに賛辞を寄せるのは今回が初めてではなく、2022年にはスーパーボウルのハーフタイム・ショーで共演するにあたって手放しで称賛の言葉を寄せている。

「ケンドリック・ラマーはリリシストとしてものすごく最高峰だよね」とエミネムは語っている。「その世代だけではなく、全世代をとってもそうだと思う」

ケンドリック・ラマーは2016年の『GQ』のインタヴューでエミネムのアプローチが自身を形成したと説明している。「子どもの頃、エミネムを研究して分かったことがあった。スタジオには入っていたんだけど、それは好奇心だったんだ。音楽への愛もあったけど、好奇心だったんだよ」

「『ザ・マーシャル・マザーズLP』を聴いた日に、どうなっているんだろう?、彼は何をしたんだ?、どうやって言葉をまとめているんだろう?、トラックはどうなっている?、アドリブか?、何だこれは?、スタジオでなんで見なかったんだ?となってね。それで、スタジオで見てみることにしたんだ」

「それで、言葉がどうビートに絡んでいるんだ?、自分がやっていないことは?、自分を夢中にさせているものは?となったんだ。彼は非の打ち所がなかった。ビートから外れる時も非の打ち所がなかった。そうしたことを時間と経験を通して学ばなければならなかったんだ」

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