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ケシャと裁判で争っているドクター・ルークは、ソーシャル・メディアを通してケシャへの支援が増加しているのを受けて、自身の意見を述べる大量のツイートを投稿している。

以前より報道されている通り、歌手のケシャはドクター・ルークによって10年前にドラッグを打たれ、レイプされたと訴えていたが、2月19日にニューヨーク最高裁判所によってプロデューサーとのレコード契約解除については否決されている。

この判決を受けて、ロードやレディー・ガガ、グライムス、リリー・アレン、アリアナ・グランデといったミュージシャンが、彼女への支援を申し出ている。テイラー・スウィフトは、ケシャの裁判を支援するために25万ドル(約2800万円)を寄付している。

ドクター・ルークは現地時間2月22日に弁護士を通して申し立てを否定する声明を発表したが、この件について自身の意見を述べる大量のツイートを投稿している。

今回公開された全ツイートは以下の通り。

この件は法廷で解決されるべきで、ツイッターで解決されるものではないので、これまで今回の係争についてコメントしてきませんでした。

情報にほとんど基づいていない多くの憶測を呼んでいるのは残念なことです。

事実を知っている唯一の客観的な人は裁判官です。先週の金曜日、裁判官はケシャに勝訴の判決を下しませんでした。

人々がすべての情報なしになぜ声を上げるのか、理解しています。みなさんの共感は認識しています。

でも、すべての事実が明らかになる前に早急な判断を下そうとすることで、人生を破滅させることもできるのです。UVAで起こったことを見て欲しいのです。

もちろん、思慮分別のある方であれば、レイプや性的虐待には反対でしょう。でも、コメントをしているみなさんは知識や事実なく、それを行っているのです。

みなさんはお金だけを目的とした申し立てを支持しているのです。

わたしはケシャをレイプしていませんし、彼女とセックスをしたこともありません。ケシャとわたしは長年の友人でした。彼女は妹のような存在だったのです。

ケシャは今回わたしに対してのひどい申し立てについて宣誓のもと否定しています。ここに供述書があります。

ケシャの弁護士であるマーク・ゲラゴスはわたしに偽りのレイプの主張をしており、このことはレディー・ガガによって公の場で否定されています。

ケシャの弁護士であるマーク・ゲラゴスはスコット・ピーターソンとクリス・ブラウンの弁護もしているのです。女性の権利を保護しているふりをいかにしてきたことか?

あなたやあなたの愛する人がやっていないと分かっているレイプの罪で公に非難されるのを想像してみてください。想像してほしいのです。

わたしには3人の姉や妹と、ガールフレンドの間にできた一人の娘と一人の息子がいます。そして、わたしを正しく育ててくれたフェミニストの母親がいます。

ケシャとわたしはたくさんの曲を一緒に作って、そのうちのいくつかは素晴らしいものでしたが、時にはクリエイティヴ面でも相違もありました。

彼女が契約交渉を、恐ろしく事実ではないものに転化してしまったのが悲しいです。

でも、これが終わった時には、嘘は明らかになり、真実が勝つであろうことを確信しています。

この件を通して支援してくれているすべての友人と家族に感謝したいです。

これは進行中の法的案件です。この件について返答したり、多くを語るつもりはありません。これは法廷で行われるべきものなのです。

本名をルーカス・ゴットワルドというドクター・ルークは、弁護士であるクリスティーン・レペラを通じて声明を発表している。米『ローリング・ストーン』誌が伝えたところによると、ルーカス・ゴットワルドはレイプの訴えを「完全なウソ」であると主張しており、ケシャはレコード契約を「自由に」解除できるとしている。

声明には次のように書かれている。「ニューヨーク最高裁判所は金曜日に、もし本人が望まないのであれば、ケシャがプロデューサーのドクター・ルークなしで、“自由に”音楽のレコーディングやリリースをすることができると明らかにしています。彼女が“自由”でないといういかなる主張も、根拠があるものではありません」

「ドクター・ルークが繰り返し述べていますように、彼に対する訴えは、契約交渉と金銭面で優位に立つための完全なウソです。ケシャと彼女の弁護団は、自分たちの主張を裏付けることもできず、傲慢にもツイッター上で、ドクター・ルークの評判を落とし、経済的利益を得るために悪意を持って汚名を着せるキャンペーンを展開し、彼と彼の家族を苦境に立たせています」

そして、次のように続けている。「さらに言えば、ケシャが伝えられているような虐待やレイプについては、いかなる法的機関に対しても、ソニー・ミュージックにさえも、そしていかなる宣誓の下でも、訴えたことはありません。弁護団がついているにもかかわらず、一度もそんなことはなかったのです。ケシャの弁護団の目的は、裁判所では決して主張しようとしない恥知らずで非道なキャンペーンを通して、より有利な契約を結ぶことです」

2014年10月、ケシャは長年のプロデューサーであるドクター・ルークに対して「精神的操縦と、感情的な悪態と、精査的虐待」で訴訟を起こしており、彼とのレコード契約から逃れようとしていた。

ケシャは以前に、自身のブランド価値について「もう後戻りできないところまで」落ちたとする仮処分の書類や、裁判の遅延を受けて自身のキャリアは「事実上終わった」と語っている。

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